- DEX Toolsは分散型取引所に特化したデータ分析＆取引サイト
- リアルタイムの価格チャート、取引履歴、取引したウォレットアドレスなどがチェックできる
- 仮想通貨投資をするならDEX Toolsのブックマークは必須級
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目次
DEX Toolsとは？
DEX Toolsとは、分散型取引所(DEX)の分野に特化したデータアグリゲーションサイトです。用途としてはCoinMarketCapと同じようにチャート確認のために使うことが多いですが、他にも多くの機能が用意されています。具体的な機能は、以下の5つです。
- リアルタイムのチャート確認機能
- トークン別取引履歴の確認機能
- トークンごとの詳細情報
- ウォレットの追跡
- トークンのスワップ
「トークンごとの取引履歴の確認」や「取引したウォレットの追跡」などもできるので、トレードの分析にとても役立つはずです。DEX Toolsは基本的に無料で利用できますが、有料プランも用意されています。有料プランに入ると限定機能が解放されたり、特別コミュニティにアクセスできたりとメリットも多いですが、筆者は「無料版でも便利なサイト」だと感じました。
トレードの分析に役立つリアルタイムのチャート確認や、取引履歴の確認、ウォレットの追跡などは、無料版で十分利用できます。「有料版にしないと利用できる機能が少ない」ということはないので安心してください。
アプリ版も用意されているので、スマホからチャート分析することも可能ですよ！
この記事では、そんなDEX Toolsの特徴や使い方を詳しく解説しています。仮想通貨投資をするなら必須級のサイトなので、ぜひ最後まで読み進めて使い方をマスターしてください。
DEX Toolsの特徴
DEX Toolsの主な特徴は、以下の6つです。
DEX Toolsの特徴
- クジラのウォレットを分析できる
- 上場したばかりのトークンでもチャート確認可能
- トークンのスワップが可能
- 多くのチェーンに対応している
- 月間1,500万人以上に利用されている
- 独自トークン「DEXT」を発行
それぞれ解説していきます。
クジラのウォレットを分析できる
冒頭でも少し触れましたが、DEX Toolsではトークンの注文履歴が表示され、それぞれのトランザクションを行ったウォレットアドレスも合わせて表示されます。そのため、DEX Toolsを活用すれば「大きな金額の取引を行うクジラを特定し、そのウォレットを分析する」といったことが可能になります。
「どんなトークンをどのくらい持っているのか」「過去にどんな取引履歴があるのか」などが見て取れるので、今後の投資戦略を立てるのに役に立つはずです。
上場したばかりのトークンでもチャート確認可能
DEX Toolsなら「DEXに上場して間もないトークン」のチャートがいち早く確認できます。上場して間もないトークンは、チャートが確認できるようになるまで少し時間が掛かる傾向にあるので、この点はDEX Toolsの大きな特徴と言えるでしょう。リリースして間もないトークンや、これからリリースされるトークンに注目している場合は、DEX Toolsを活用することをオススメします。
トークンのスワップが可能
DEX Toolsはデータアグリゲーションサイトですが、ウォレットを接続することでトークンのスワップも可能になります。「リアルタイムチャートの確認」「スワップ」がDEX Tools1つで完結するのは、CoinMarketCapとの差別化ポイントですね。
多くのチェーンに対応している
DEX Toolsは以下の主要チェーンをはじめとした、70種類以上のブロックチェーンに対応しています。
- Ethereum
- BNB Chain
- Polygon
- Arbitrum
- Solana
- Avalanche
- Fantom
- Aptos
そのため、ほとんどのチェーンのDEX関連トークンは、このサイトでチェックできるはずです。「複数のチェーンでステーキングを行っている」という方は、DEX Toolsを活用するといいでしょう。
月間1,500万人以上に利用されている
DEXToolsは多くの優秀な機能を持っていることから世界中の仮想通貨投資家に利用されており、その数は月間1,500万人以上になります。
DEXToolsは、1500万人を超える月間ユーザーを擁する世界有数の取引用DeFiアプリで、最新のテクノロジーと巨大なコミュニティが毎日フィードバックを提供しています。
引用：DEXTools
記事執筆時点の2023年5月ではユーザー数が1,600万人以上に伸びているようで、DEXToolsの人気ぶりが伺えます。
独自トークン「DEXT」を発行
| トークン名称 | DEXTools |
| 仮想通貨シンボル | DEXT |
| トークン規格 | ERC-20 |
| トークン価格 | 91円（2023年12月時点） |
| 時価総額ランキング | 456位（2023年12月時点） |
DEX Toolsは独自トークン「DEXT」を発行しており、主な用途としては、DEXToolsの有料プランを利用するための「アクセス権」として使用されています。具体的には、DEXTトークンを以下のラインまで保有すると、それぞれのプランが利用できる仕組みです。
- 1,000DEXT以上：スタンダードプラン
- 100,000DEXT以上：プレミアムプラン
有料プランに加入すると「価格アラート機能」や「DEX Tools特別コミュニティへのアクセス権」などが開放されます。それらのより高性能な機能を利用したい場合は、DEXTトークンを購入しましょう。DEXTトークンは、以下の取引所・DEXで取引可能です。
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DEX Toolsの使い方・見方
では、実際にDEX Toolsの使い方を見ていきましょう。各メニュー毎にそれぞれ解説していきますが、DEX Toolsを利用するにはまずウォレットを接続する必要があります。そのため、ウォレットを接続する手順→DEX Toolsの使い方の順に解説していきます。
STEP
DEX Toolsでウォレットを接続する手順
まず、DEX Toolsにアクセスして「Connect」をクリックしてください。
STEP
すると、接続するウォレットの候補が表示されるので、希望するウォレットを選択しましょう。(この記事ではメタマスクで進めていきます)
STEP
以下のような画面が表示されれば、ウォレットの接続完了です。
ここまで進めれば、問題なくDEX Toolsを使う準備は完了です。各メニュー毎の詳細を見ていきましょう。
DEXTboard
DEXTboardを開くと上記の画面が表示されます。番号ごとの表示内容は、以下のとおりです。
- Daily gainers：その日に大きく値上がりしたトークンが表示される
- Daily losers：その日に大きく値下がりしたトークン
- Recently updated socials：直近に更新されたトークンのSNSアカウント
- Hot pairs：選択しているチェーン上で価格が上がっているトークンペア
下へスクロールすると、選択したチェーン上のトークンが一覧表示されます。
DEX Tools独自の項目については、番号を振ってあります。番号ごとの機能は、以下の通りです。
- Score：DEX Toolsからの信頼性を数値化したもの。スコアが高ければ、詐欺トークンの可能性は低くなります。ただ「スコアが高い＝100%詐欺コインではない」と言い切れる訳ではないので、その点には注意してください。
- DEX：対象のトークンが取引されているDEX
- Find other pairs with this token：対象のトークンを含んだ別のトークンペアが表示される
- Show live deta：対象トークンに関する価格チャートや詳細情報が表示される
- Add to favorite：お気に入り登録機能。ダッシュボード画面の右上に表示される「星アイコン」に登録したトークンが表示されるようになります。
Pair Explorer
Pair Explorerでは、トークンの価格チャートや詳細情報が表示されます。DEX Toolsを利用する場合、このページを活用することが多くなるでしょう。確認したいトークンがある際は、Pair Explorerページの検索窓に「トークン名称」を入力するか「コントラクトアドレス」を入力すれば確認できます。番号ごとの内容は、以下の通りです。
- Total liquidity：総流動性
- 24h volume：24時間以内の取引量
- Pooled 〇〇： プールされたトークンの数量
- Market Cap：時価総額
- Circ. Supply：循環供給量
- Total Market Cap：時価総額合計
- Total Supply：総供給量
- Holders：トークンを保有しているウォレットの数
- Total tx：トランザクションの数
- DEXTscore：DEX Toolsからの信頼性を数値化したもの。ダッシュボードで表示されていた「Score」と「DEXTscore」は同じです。
画面を下にスクロールすると、対象トークンの取引履歴が表示されます。「Maker」の欄に表示されるアドレスをクリックすると、取引を行ったウォレットアドレスが確認できますよ。
Live New Pairs
Live New Pairsページでは「これから販売されるトークンペア」や「リリース中のトークンペア」などが表示されます。これからリリースされるトークンをチェックしたい時は、こちらのページを活用してください。
Big Swap Explorer
Big Swap Explorerでは、選択したチェーン上のDEXで最近行われた「大きな取引(スワップ)」が表示されます。「クリプトクジラ」と呼ばれるトレーダーのウォレットアドレスが確認できるので、今後の戦略を考えるのに役立つはずです。
Multichart
Multichartページでは、追加したトークンのリアルタイムチャートを10個まで登録することができます。普段よくチェックしている銘柄を登録しておくと便利ですね。
STEP
Multichartページにチャートを追加する方法
トークンの追加方法は、まず「Add new chart」をクリックしてください。
STEP
すると、検索窓にカーソルが移動すると思うので「トークン名称」か「コントラクトアドレス」を入力します。
STEP
入力が終わると候補のトークンペアが表示されるので、希望するペアをクリック。
STEP
以下のようにチャートが表示されていれば、追加完了です。
MultiSwap
MultiSwapページでは、希望するトークンペアのスワップ画面をショートカット登録することができます。異なるDEXのスワップ画面を1つのページにまとめることができるので、とても便利です。
STEP
MultiSwapページにスワップ画面を追加する方法
スワップ画面の追加方法は、まず検索窓に追加したい「トークン名称」か「コントラクトアドレス」を入力してください。
STEP
すると、候補のトークンペアが表示されるので、希望するペアをクリック。
STEP
さらに別のトークンを追加すると、以下のように表示されます。
PancakeSwapとUni Swapの2つのスワップ画面が、1つのページに表示されていますね！
Stats
Statsページでは、選択したチェーン上のDEXで「今価格が上がっているトークンは何なのか」を確認することができます。例えば、イーサリアムチェーンが選択されていれば、Uni SwapやSushi Swapなどの「イーサ上のDEX」がまず表示されます。
そしてUni Swapをクリックすれば、以下のようにUni Swapで「今価格が上がっているトークン」がランキング表示されるという仕組みです。
同時に3つまでDEXを表示させることができるので、それぞれのDEXで価値が上がっているトークンを調べたい際には「Statsページ」を活用しましょう。
Products
Productsには、価格ボットやアプリへのリンク等がまとめてあります。アプリのインストールもこちらから進められるので、スマホでも確認したい方は覚えておきましょう。
- Price Bot：テレグラムを使った価格通知ボット
- New Pairs Bot：テレグラムを使った価格通知ボット
- iOS APP：iPhone版のアプリリンク
- Android APP：Andorid版のアプリリンク
- Embedded chart：DEX ToolsのGitHubページ
Burn
DEXTトークンは「バーン機能」が備わっており、日々バーンすることで価値の維持に努めています。Burnページでは、以下の様なDEXTのバーンに関する情報がまとめられています。
- 日々バーンされたDEXTの数量
- 循環供給量
- 24時間以内にバーンされたDEXTの数量
- 7日以内にバーンされたDEXTの数量
- 30日以内にバーンされたDEXTの数量
- DEXTホルダーの数
- バーンしたDEXTの総数
DEXTの購入・投資を検討している方は、Burnページも参考にしてください
DEX Tools Academy
DEX Tools Academyをクリックすると、DEX Toolsが運営するYouTubeチャンネルが表示されます。DEX Toolsの使い方や、暗号資産に関する教育コンテンツが用意されているので、気になる方は除いてみてください。(英語の動画になります)
Web
Webをクリックすると、DEX ToolsのHPに移動します。
DEX Toolsを運営・開発する「メンバーの顔写真」や「今後のロードマップ」「DEX Toolsに関するよくある質問」などが記載されているので、なにか気になる点があればチェックしておきましょう。
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DEX Toolsでトークンをスワップする方法
DEX Toolsでトークンをスワップ（交換）する方法についても見ていきましょう。DEX Toolsでスワップする場合、以下の2つのパターンがあるのでそれぞれ解説していきます。
DEX Toolsでトークンをスワップする方法
- Pair Explorerからスワップする方法
- MultiSwapからスワップする方法
Pair Explorerでスワップする方法
STEP
Pair Explorerからスワップする方法
まず、Pair Explorerページからスワップしたいトークンを検索してください。
STEP
検索結果にトークンペアが表示されるので、希望するペアをクリックします。
STEP
ペアを選択したら「Swap」をクリック。
STEP
金額の入力が終わったら「Apprpve」をクリックしてください。
STEP
最後にメタマスクが起動するので「承認」をすれば、スワップ完了です。
MultiSwapでスワップする方法
STEP
MultiSwapからスワップする方法
まず、MultiSwapページからスワップしたいトークンを検索してください。
STEP
検索結果が表示されたら、スワップしたいトークンをクリックします。
STEP
すると、スワップ画面が表示されるので「ウォレットに接続」をクリック。
STEP
接続できるウォレットが表示されるので、希望するウォレットを選択しましょう。
STEP
選択すると、ウォレットが起動すると思うので「接続」をクリックしてください。
STEP
ウォレットの接続ができたら、スワップする金額を入力していきます。
STEP
金額の入力が終わったら「Approve use of stETH」をクリック。
STEP
最後に、ウォレットの署名をすればスワップ完了です。
DEX Toolsの使い方に関するよくある質問
- DEX Toolsを利用するのにアカウント登録は必要ですか？
-
特にアカウント登録は必要なく、ウォレットを接続するだけで利用できます。
- DEX Toolsの開発元は公開されていますか？
-
公開されています。DEX Toolsのチームメンバーが以下のページから確認できるので、気になる方はチェックしてください。
DEX Tools ホームページ
- DEX Toolsで調べたいトークンの「コントラクトアドレス」はどこから取得できますか？
-
CoinMarketCapから取得できます。取得する手順は、CoinMarketCapで調べたいトークンの画面を開き「コントラクト一覧」のアドレスをコピーすれば完了です。
まとめ
「DEX Toolsの特徴・使い方」について解説しました。仮想通貨投資をしていくなら必須級のツールになりますので、必ずブックマークしておきましょう。
また、1,000DEXT(記事執筆時点で約83,000円)保有すると、有料プランに加入でき「価格アラートの設定」をはじめとした多くの機能が解放されます。
※毎月DEX Toolsの指定アドレスに100ドル相当のDEXTトークンを送金することでも利用可能
そのため、もしDEXTトークンへの投資を検討している方がいましたら、1,000DEXT以上購入しておくと良いでしょう。また、他にも複数のチェーンやDeFiのTVLをランキングで分析できる「DefiLlama」というサイトも便利です。以下の記事で使い方を解説しているので、そちらも合わせてご覧ください。
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参考文献
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