Filecoinネットワークは世界規模のデータ保存サービスである
Filecoinは空き容量を貸し出すストレージマイナーによって支えられ、ストレージマイナーは貸し出す価格を任意で決定できる
仮想通貨FILはストレージマイナー、空き容量を利用するユーザー全てが利用し、サービスの拡大=仮想通貨FILの需要増となる
目次
仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)とは?
Filecoin(ファイルコイン)は情報の保存を目的とした分散型のストレージシステムで、プロジェクト発足は2014年までさかのぼります。
その後、2017年にICOが行われ、そこからプロジェクトの本格稼働が始まると思われましたが、実際には2020年まで本格稼働せず、2020年10月にやっと本格稼働を開始しました。
2017年にICOで日本円で約280億円を調達 し、2019年にリリース予定でした。
Filecoinの目的として、「人類にとって一番大事な情報を保存する」ことがあげられます。
現在のインターネットはGAFAMという特定の巨大企業によって支配されています。
もちろん、ユーザーにもメリットはあるのですが、中央集権型ゆえに起こりうる問題、リスクが近年では非常に問題視されています。
これをFilecoinの創設者、Juan Benet(ファン・ベネット)氏はブロックチェーン技術を使って分散型ストレージを使い、リスクを最小限に抑えて情報の保存をしようと試みます。
分散型のストレージであるために、データの保存場所やデータの引き出しを効率化し、それでいて外部からの攻撃や検閲に耐えうるシステム を作り上げました。
分散型ストレージの特徴
一般的に、データの保存といえば自分の、あるいは会社のパソコンなどのHDDやSSDに保存するのが普通だと思います。
分散型のストレージは、ブロックチェーン技術を用いて、世界中の誰でも自分の空いている容量を提供し、そこにデータを保存します。クラウドサービスを個人個人で行っているような感覚ですね。
しかしこれまでのクラウドサービスにはさまざまな問題があります。
ひとつはデータを物理的に保存しているデータセンターに何かあった場合、そこに保存しているデータにアクセスできなかったり、最悪のケースはデータが失われたり…。
事故的な要因以外にも悪意のある第三者からの攻撃や、管理する人の情報漏洩、情報の改ざんなどもリスクとして存在します。
Filecoinに代表される分散型のストレージは、ブロックチェーン技術を用いてそういったリスクを最小限にし、データは分割して保存し、ネットワークに参加する個人個人が、そのデータの管理人となり、それでいて世界中の人々が容易にネットワークにアクセスすることができます。
マイニングを行ったり、自分のパソコンの空いているストレージを提供することは、より多くの報酬を獲得できるため、Filecoinはできるだけ多くの参加者と、より多くのデータ保存を推奨しています。
多くのマイナーによって支えられるFilecoin
Filecoinほどマイニングを行う人(マイナー)に依存している仮想通貨はありません。
というのも、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のマイナーとは少し毛色が違い、Filecoinでは自分のパソコンの空いている容量を貸し出す人のことをストレージマイナーと呼び、ストレージマイナーは空いている容量を貸し出す報酬として仮想通貨FIL(Filecoin)を獲得 できます。
近年、ビットコインやイーサリアムのマイニングは、その過程で大量の電気を消費し、地球環境に優しくないと言われていますが、Filecoinのマイニングは逆にエコ であり、しかもビットコインやイーサリアムのマイニングに必要な高性能パソコンも必要ないのです。
Filecoinにデータを保存したい場合は
ユーザーがFilecoinのストレージサービスを利用したい場合、まず最初に仮想通貨FILを購入する必要があります。この仮想通貨FILがストレージサービスの利用料となり、それと同時に保存したいデータを指定します。
その後、世界中に存在するFilecoinのマイナーのパソコンにデータはブロックチェーン技術により分割されて保存され、データを預けた人だけが知りうる「秘密鍵」でデータを復元し、データを取り出します。
このブロックチェーン技術を用いてストレージサービスを提供することにより、セキュリティに関するリスクをほぼゼロにまでしています。
Filecoinがここまで注目された理由
Filecoinがここまで注目された理由を知るには、まずデータに関する背景を知る必要があります。
あなたが日常使っているパソコンやスマホ、それらのデータはどこに保存されていますか?
まずはパソコンやスマホ内の保存し、足りなくなったりした場合にiCloudやDropboxなどのクラウドサービスに保存しているのではないでしょうか。
しかしクラウドサービスでも必ず物理的なストレージに保存されています。それらのほとんどがデータセンターと呼ばれる場所であり、そこにはHDDやSSDなどのデータ保存デバイスが大量に存在します。
例えばGoogleのデータセンターは、巨大な建物の中にラック型のHDDが大量に設置され、世界中からアクセス されています。
スマホやパソコンの普及で、あらゆる人がどこかの企業のデータセンターを利用し、データをそこに保存しています。
とある調査によると、2018年までに世界中のデータセンターに保存されているデータの総量は33ゼタバイトだと言います。これが2025年になると175ゼタバイトになる と予想されています。
1ゼタバイト=1兆ギガバイトなので、2025年には175兆ギガバイトという想像すら難しい量のデータがデータセンターのデバイスを占拠することになります。
しかもデータ総量は永久的に増え続け、データセンターを運営する企業は永遠に記録媒体の増設という投資を続ける必要 があり、これは企業にとって死活問題になります。問題は増設のコストだけではありません。大量のデータがあるということは、ハッキングの対象にもなりやすく、また不手際でデータにアクシデントが発生した場合、ユーザーからの訴訟というリスクまで負う ことになります。
ユーザーにとってもデメリットが多く生じます。データ保存サービスが、突然業者が居なくなり保存したデータを取り出せないとか、政府などの外部機関によって保存されたデータを検閲されるリスクすらあります。
もはやここまできたらクラウドサービスは限界 と言わざるをえません。
一方で2022年現在、世界中に存在するデジタルデバイス内のストレージのうち、実に50%以上ものストレージが休眠状態にあるといいます。
クラウドサービスの限界と現実世界の空き家問題にも通ずる休眠デバイス、これらを結びつける非常に効率的なサービスがFilecoin なのです。
Filecoinを支える新技術「IPFS」
従来のクラウドサービスは臨界点、一方で全世界で空き家問題ともいえる休眠デジタルデバイスの問題。これらを結びつけるFilecoinは、データの保存方法を根底から覆した「IPFS」という技術に裏打ちされています。
この技術は、Filecoinの創設者でもあるJuan Benet(ファン・ベネット)氏が考案し、「InterPlanetary File System」(頭文字をとってIPFS)と呼ばれます。
今までの特定の管理者や管理企業が存在するクラウドサービスと異なり、IPFSはP2Pネットワークを利用して世界中にデータを分割して保存し、秘密鍵を持っているユーザーのみが、そのデータを一つにまとめて取り出せる という仕組みです。
従来のデータ保存は、HTTPというプロトコルを利用しています。それ自体は問題ではないのですが、データを保存する場所・設備にセキュリティを委ねていることが問題なのです。ひとたびセキュリティに関する脆弱性が見つかると、そこに保存している全てのデータが漏洩などの危険に晒されます。
ところがIPFSだと、P2Pというデータを保存するコンピューター同士が対等とも呼べるネットワークを利用するため、快適にデータにアクセス できます。
しかもIPFSでは重複したデータを削除して保存できるため、データ保存自体が従来のクラウドサービスなどより効率的です。更にデータが分割されて保存されているため、外部からの攻撃や検閲などからもデータを守れます。
この画期的な技術IPFSは、GAFAMに代表される巨大IT企業にも率先して採用されています。
Filecoinにおけるマイニング
非常に画期的で効率的な技術「IPFS」をもってしても、世界的にデータの総量が増え続けているという問題を抑制できる訳ではありません。
そこでIPFSを開発したJuan Benet(ファン・ベネット)氏がFilecoinというプロジェクトを立ち上げたのです。
ファン・ベネット氏がFilecoinというプロジェクトを使ってやろうとしたこと、それはグローバルスタンダードなIPFSネットワークの構築です。
ただ、効率的な技術、というだけではなかなか世界的にIPFSネットワークが広まることはありません。一般的な企業ならばここで広告・宣伝を行い、ネットワーク参加者を募るのですが、Filecoinはデータ保存場所を提供する人に、仮想通貨FILという報酬を与え、大きな広告・宣伝を行うことなく自発的にネットワークが拡大するような仕組みを考案しました。
これがFilecoinのマイニングです。
マイニングをして仮想通貨FILを獲得したい人は、まずなHDDなどの容量が空いているパソコンをFilecoinのネットワークに接続します。その際、担保としてマイナーは仮想通貨FILを預け入れる必要があります。
そこからデータを保存したい人が現れ、値段に折り合いが付けばマイニング成功となり、仮想通貨FILを報酬として獲得 できます。ちなみに、データ保存の料金はマイナーが任意に決定 できます。薄利多売を行うも良し、高い価格を設定し大きな利益を狙うも良し、です。
今後の成長にも大きな期待ができるFilecoin
Filecoin、仮想通貨FILは他の仮想通貨とは大きく違う点があります。
それはデータ保管という実利が伴っている 点です。
価格差益を狙う投機が多い仮想通貨と比べ、仮想通貨FILはマイナーが担保として必ず預け入れる必要があり、またデータ保存の利用者は利用料として仮想通貨FILで支払いをする必要があります。
しかもマイニングで獲得した仮想通貨FILは、すぐに全量を売ることができない制約があり、必然的に売り圧は下がり、価格の急落を防いでいます。
2021年9月時点で、マイナーが提供するデータ保存用の容量は10エクサバイト(100億ギガ)を超えました。これはFHDの映画を29億本以上に相当します。
そして何もデータ保存用の容量だけがFilecoinの特徴ではありません。
仮想通貨FILは、2020年の稼働開始直後から、世界中の取引所50か所以上で取り扱いされるようになっています。過去に数万以上の仮想通貨銘柄がありましたが、開始直後からここまでの取引所へ上場している仮想通貨は筆者の記憶にありません。
そういった点からもFilecoin、仮想通貨FILがいかに世界中から注目され、また今後も大きな成長を遂げるであろうと予想されますね。
じなんぼー
仮想通貨FILはナスダックからビットコイン(BTC)を超える可能性のある銘柄の1つに選ばれているよ
仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)のメリット
ここまでFilecoin、仮想通貨FILの特徴を述べてきました。
では具体的なメリットはどういったものがあるのでしょうか。解説します。
ネットワークに参加している世界中のデジタルデバイスを、データ保存用デバイスとして活用できる
一般的な仮想通貨とは違うマイニング方法で、仮想通貨FILを獲得できる
空き容量(ストレージ)貸出市場の価格競争を誘発し、ユーザーは常に適正な価格でサービスを利用できる
ネットワークに参加している世界中のデジタルデバイスを、データ保存用デバイスとして活用できる
Filecoinネットワークは、ブロックチェーン技術を活用した分散型のネットワークで、手持ちのデジタルデバイスに十分な空き容量がある人は、誰でも簡単にFilecoinネットワークに参加して報酬の仮想通貨FILを獲得できます。
従来のデータ保存サービス、身近な例で言えばレンタルサーバーのようなサービスでは、そのサーバーを保管しているデータセンターが事故やハッキングなどによる情報漏洩のリスクなどがありました。
しかしFilecoinネットワークでは、ネットワークに参加している世界中のコンピューターにデータを分散して保存し、仮にどれか一つのコンピューターでデータが破損などの事故があったとしても、その他のコンピューターに保存されているデータから元のデータをきちんと復元することが可能 です。
更にはネットワークに参加する人、いわゆる仮想通貨FILのマイナーが増えれば増えるほど保存スペースは増え続け、大きい表現をすれば地球上のデジタルデバイスがあなたの使える容量 と言え、今後の拡張性にも大いに期待が持てます。
このような技術は、近い将来訪れるであろうWeb3.0の世界には欠かせないものとなっています。
一般的な仮想通貨とは違うマイニング方法で、比較的簡単に仮想通貨FILを獲得できる
Filecoinネットワークのマイニングは、前述した通り一般的な仮想通貨のマイニングとは違います。
仮想通貨FILをマイニングしたい場合、自分が持っているデジタルデバイスの空き容量を、Filecoinネットワークに貸し出し、その報酬で仮想通貨FILを獲得できます。
具体的には、自分の空き容量でマイニングする人をストレージマイナー と呼び、ストレージマイナーは一定期間、空いている容量が存在するという証拠に、担保として仮想通貨FILを預け、貸し出したい容量と貸し出し価格を自分で設定してマーケットに売り出し、この空き容量と利用料金でOKという人が現れれば契約成立 、ストレージマイナーに報酬として仮想通貨FILが支払われます。
ここで1つ注意点があります。ストレージマイナーは自分の貸し出したい容量が、確かに存在するというのを常に表示する必要があります 。これを怠ったり、ユーザーが預けたデータが紛失 or 破損した、ネットワークが遮断されアクセスできない、などの事態になると、ストレージマイナーは預けた担保を没収 されてしまいます。
要は、常に空き容量があることを示し、契約してくれたユーザーがいつでもアクセスできる状態を保持する必要があるので、ネットワークが不安定な人にはストレージマイナーは向いていません。
また、ストレージマイナーは時としてユーザーの代わりに分散されたデータを集め、ユーザーの希望に応じてユーザーに引き渡し、その報酬として仮想通貨FILを獲得します。
このような方法をリトリーブマイニング(Retrieve Mining)と呼び、少し複雑なのでここでは割愛します。
空き容量(ストレージ)貸出市場の価格競争を誘発し、ユーザーは常に適正な価格でサービスを利用できる
先にも述べた通り、Filecoinネットワークは空き容量を差し出すストレージマイナーによって支えられており、その空き容量を貸し出す価格はそれぞれストレージマイナーが独断と偏見で決定できます。
2022年現在、中央集権型のストレージ貸出サービスは、非常に大きな設備投資が必要なため、特定の企業しか行っておらず、価格は高止まりしていました。
ここに、世界中の個人が空き容量貸出サービスにストレージマイナーとして参入し、従来のストレージ市場に価格破壊をもたらす と予想されます。
空き容量を使いたいユーザーは、わざわざ高いサービスを利用することはありません。同じサービス品質が担保されるなら、1円でも安いサービスを利用したい のは世界中の誰もが思う事です。
また、空き容量を貸し出したいマイナーは、自分の容量を使ってもらうために他人より安い値段を設定します。こうやって適正な価格競争が生まれ、ユーザー、マイナー共に利益を享受できるようになるのです。
その上、ストレージマイナーはわざわざ新しいパソコンを購入する必要はありません。自身の持っているデジタルデバイスの中から空いている容量を探すだけで良いのです。
仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)の懸念材料
今後やってくるデータ保存容量の世界的な不足を、Filecoinネットワークは解決しようとしています。この点だけ見れば明るい将来しかないプロジェクトですが、実は懸念材料もあります。
ストレージを提供してくれるストレージマイナーを安定して確保する必要がある
他のストレージサービスとの競合に勝ち抜く必要がある
安定したサービス提供のための通信速度の確保が必須
ストレージを提供してくれるストレージマイナーを安定して確保する必要がある
Filecoinネットワークは、空き容量を貸してくれるストレージマイナーが居なければ成り立ちません。
このストレージマイナーを常時一定数確保できないと、空き容量を使いたいユーザーが居ても空き容量を提供することができません。そうなればおのずと利用したい人は他のサービスへ流れていってしまうでしょう。
また、利用者が居なくなればストレージマイナーにも報酬が入らなくなり、ストレージマイナーもまた居なくなってしまうという、負の連鎖が起きないとも限りません。
そうならないように今後もずっとストレージマイナーを確保し、安定したサービスを提供する必要があります。
ストレージマイナーを惹きつける報酬を与え続けることができるかどうか 、Filecoin、仮想通貨FILの将来はこの点に注意して見守っていく必要があります。
他のストレージサービスとの競合に勝ち抜く必要がある
ストレージサービスは従来のクラウドサービスからブロックチェーン技術を利用したFilecoinネットワークのようなサービスまで、現時点でも多数存在します。
ブロックチェーン技術に裏打ちされたリスクの低減とアクセスのし易さで、クラウドサービスとは一線を画しているとはいえ、他のブロックチェーン技術を使った分散型ストレージサービスとはまだまだ明確な差別化が図れているとは言い難い状況 です。
今後、クラウドサービスはもちろん、他の分散型ストレージといかに差別化を図るか、今はある程度安定していても、この先も安泰とは限りません。
現在進行形のプロジェクトにも要注目です。
じなんぼー
分散型のストレージサービスは他にも「IPFS SOUKO」や「Arweave」などが有名だね
安定したサービス提供のための通信速度の確保が必須
ユーザーが預けたデータを取りだす際、世界中に分割されたデータを素早く集め、元のデータに復元する必要があります。
そこには一定速度のインターネット回線が必ず必要です。
また、近年はデータ1つ1つが肥大化し、そのデータ1つ送信するだけでも回線に大きな負荷がかかります。
そのような大きなデータでも、ストレス無く出し入れできる回線速度の維持は、今後Filecoinが多数のユーザーから愛される理由になるはずです。
その点、日本に住んでいる人は有利です。日本の回線速度は世界でも速い部類に入り、何より電力供給が安定している のが特徴です。Filecoinのマイニングでは、安定した設備稼働は必須条件であり、いくら回線が速くても不安定なマイナーはすぐに排除されます。
そのため、日本からのストレージマイナーは、少し高い価格でもユーザーに選ばれやすい傾向にあります。
仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)の 将来性は?仮想通貨歴6年の筆者が独断と偏見で言い切ります
仮想通貨FILは買いなのかどうか、仮想通貨歴6年の筆者が独断と偏見で言い切ります。
仮想通貨FILはズバリ買いです。
その理由として、まずは2017年にICOで280億円もの資金調達に成功した点、アメリカのNASDAQ(ナスダック)に今後ビットコイン(BTC)を超える可能性のある仮想通貨として選ばれたこと、投機銘柄が多い仮想通貨で、データ保存という実利を伴っている点が挙げられます。
もちろん投資に絶対はありません。しかし2017年に実施したICOは、誰でも参加できるICOではなく、投資のプロ達しか参加できないICOでした。その投資のプロ達が大いに期待したプロジェクト、それがFilecoinプロジェクト です。
その上、ストレージマイナー、ストレージを利用するユーザー全てが仮想通貨FILを使用します。
サービスの伸び=仮想通貨FILの需要増=仮想通貨FILの値上がり 、という図式が大いに期待できます。
まずは少量の仮想通貨FILを購入し、ストレージマイナーとしてマイニング報酬で手持ちの仮想通貨FILを増やし、状況に応じて買い増ししていってはいかがでしょうか。
仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)チャート
仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)が購入できる仮想通貨取引所
2022年現在、仮想通貨FIL(ファイルコイン)は、国内取引所で購入できません。なので、FILを購入するには海外取引所を利用しましょう。
FIL(Filecoin/ファイルコイン)が購入できる海外仮想通貨取引所
中でもGate.io(ゲート)はなんといっても取扱銘柄数が900種類を越え、今まさにこの瞬間にも新しい仮想通貨が続々と上場しています。中にはBINANCEに上場が予定されている銘柄もあり、そういった銘柄は価格の急騰が期待 できます。
Binance(バイナンス)
取引所名 Binance(バイナンス) 運営会社 Binance Holdings Ltd. 設立年 2017年 所在地 セイシェル、ケイマン諸島 取引方法 現物取引レバレッジ取引資産運用サービス 最大レバレッジ 20倍 取引銘柄数 300種類以上 取引手数料 メイカー:0.1%テイカー:0.1% 入出金手数料 無料 日本語対応 〇 スマホアプリ 〇
バイナンスの登録ユーザーは世界で9000万人以上と言われており、CoinMarketCap が独自に算出する仮想通貨取引所ランキングでも常に1位となるほど、世界最大の仮想通貨取引所 です。アルトコインの取扱いは300種を超え、主要な仮想通貨はほとんど取引できるのはもちろん、豊富な資産運用方法も準備しており、ワンストップで仮想通貨取引ができるのが大きな魅力です。
また、バイナンスが発行しているバイナンスコイン(BNB)は、時価総額でも記事執筆時点の2023年3月末で第4位(CoinMarketCap ランキングより)となっており、BSC(バイナンススマートチェーン)など取引所ネットワークにもかかわらず世界的にメジャーとなっているチェーンも存在するほどの企業となります。
2019年にハッキング被害があり、当時のレートで約4000万ドル相当のビットコインが盗難にあい入出金の停止を余儀なくされた事件がありました が、この事件を踏まえてセキュリティの強化が実施されました。またバイナンスは、英国及びノルウェーの認証機関から「ISO/IEC27001規格」(情報セキュリティーに関する国際規格)から認証を受けており、仮想通貨取引所としてはバイナンスが初 となります。
このバイナンスのメリット・デメリットは以下のようになります。
世界最大のユーザー数を誇るため流動性が高く約定力が高い
ハッキング対策の評価が高い
ハッキングされても全額保証の制度を設けている
ISO認証を取得している健全企業
初心者でも扱いやすい資産運用サービスを多数準備している
スマホアプリが使いやすい
日本語に対応
仮想通貨FXは最大レバレッジ20倍
日本円での入金に対応していない
金融庁から警告を受けている
バイナンスを使うメリットは現在シェア、取引量では世界最大という点。「取引量が世界最大=流通量が世界最大」 なので、取引のしやすさはNo.1です。
しかし直近のニュースで、2022年12月よりバイナンスの日本進出と併せてグローバルバイナンスへの日本人の登録ができなくなり、日本語も非対応となってしまいました。 海外在住の方であれば問題なく開設できますので、いまのうちにバイナンスで口座開設することをオススメします。また既にバイナンスを利用しているユーザーもこれまで通り利用できます。
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Binance(バイナンス)についてはこちらの記事でさらに詳しい情報を解説しているので気になる方は一度見てください。
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Gate.io(ゲート)
取引所名 Gate.io 運営会社 Gate Technology.inc 設立年 2013年 所在地 ケイマン諸島 提供サービス 現物取引、レバレッジ取引、レンディング等 最大レバレッジ 100倍 取引銘柄数 1000種類以上 入出金手数料 無料 取引手数料 通貨ペアによって異なる 日本語対応 〇 スマホアプリ 〇
Gate.io(ゲート)は2013年にケイマン諸島で設立された中国系の海外仮想通貨取引所です。記事執筆時点の2023年6月現在、利用者数1000万人以上で取扱銘柄数も1000種類以上 あり、取引手数料も比較的安く入出金手数料は 無料のため、かなり使いやすいです。
日本語にも対応しており、以前は利用制限がかかっていたレバレッジ取引、レンディングサービスなども現在は使えるようになっており、日本人ユーザーにおすすめしたい取引所の一つとなりました。
そんなGate.ioを利用するメリットとデメリットは以下の通りです。
取扱銘柄が1000種類以上ある
最大レバレッジ100倍でトレードできる
セキュリティ対策が万全にされている
無料で人気トークンがもらえるサービスがある
資産運用サービスが充実している
登録と取引が簡単にできる
日本語に対応している
独自トークン「GTコイン」を使うと取引手数料が割引できる
入金できる通貨は仮想通貨のみ(法定通貨の入金不可)
金融庁による認可を受けていない
Gate.ioを利用するメリットは、なんといっても1000種類以上の上場銘柄がある です。BTCやETHなどの主要銘柄はもちろん、OKXやBybitなど大手暗号資産(仮想通貨)取引所に上場していないアルトコインの取り扱いが多く、アルトコイン好きのユーザーにはぜひおすすめしたい取引所です。
Gate.ioを利用するデメリットで把握しておきたいのは、入金できる通貨は仮想通貨のみ(法定通貨の入金不可)、金融庁による認可を受けていない という点です。以前は日本在住ユーザーに対してレバレッジ取引、レンディングサービスなど一部サービス提供が制限されていましたが、2023年6月現在、ほぼすべてのサービスが使えるようになっています。
Gate.ioの特徴を一言でいうなら「アルトコイン好きには必須の暗号資産(仮想通貨)取引所」です。以下の記事でも特徴や使い方を詳しく説明していますので、参考にしてください。
これもう見た? Gate.io(ゲート)とは?仮想通貨取引所の6つの長所と4つの短所を解説!
これもう見た? Gate.io(ゲート)の使い方・取引方法完全ガイド【スマホアプリ版】
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公式サイト:https://www.gate.io
これもう見た? Gate.ioのボーナスキャンペーン一覧
KuCoin(クーコイン)
取引所名 Kucoin 運営会社 Kucoin Co.Limited 設立年 2017年 所在地 香港 取引方法 現物取引レバレッジ取引資産運用サービスKucoin Wallet 最大レバレッジ 100倍 取引銘柄数 700銘柄以上 取引手数料 ~0.1% 入出金手数料 入金:無料出金:通貨によって異なる 日本語対応 〇 スマホアプリ 〇(一部非対応)
Kucoinは2017年にサービス提供を開始した、海外大手の仮想通貨取引所です。
700種類を超える取り扱い通貨数を誇っており、アルトコインの選択肢の広さがポイント 。現物取引や先物取引など、豊富な提供サービスから仮想通貨取引を始められます 。
また、下記のメリットにあるようなユニークな特徴から、Kucoinは2,000万人を超えるグローバルユーザー数を獲得 し、海外大手と称される取引所にまで成長しました。
Kucoinのメリット・デメリットをまとめると次のようになります。
2段階認証・取引パスワードなどの強固なセキュリティ対策を実施
公式サイトが日本語に対応していて利用しやすい
最大レバレッジ100倍に対応し、効率良い資産形成が可能
取引手数料は〜0.1%と比較的安価
独自トークンKCS保有によって、手数料の割引や配当金を獲得可能
700種類を超える豊富なアルトコインの取り扱い
レンディング・ステーキングなどのDeFiサービスも実装
過去にハッキング被害を受けている
日本人ユーザーの利用制限が懸念されている
日本円の入金には対応していない
一部日本語に対応していないページがある
過去にハッキング被害を受けている点は、取引所としての信頼感に関わる大きな問題です。
しかし、短期間で80%の流出資金の回収、CEOが被害を受けたユーザーに対して全額補償を実施といった早急な対応により、Kucoinはユーザーからの信頼を回復しています。
シンプルな画面や操作性で使い勝手が良いため、初めて海外取引所を利用する方にもおすすめの取引所です。
Kucoinの詳細はこちらの記事でも解説しているので、併せて読んでみてください。
これもう見た? Kucoin(クーコイン)の評判と安全性は?10のメリットと3つのデメリットを解説
これもう見た? 【アプリ版】Kucoin(クーコイン)の使い方完全ガイド!75枚の図解で解説
\【当サイト限定】取引手数料20%OFFキャンペーン実施中/
これもう見た? Kucoinのボーナスキャンペーンまとめ
OKX(旧OKEx)
取引所名 OKX 運営会社 Okex Fintech LLC. 設立年 2017年 所在地 セイシェル共和国 取引方法 現物取引レバレッジ取引資産運用サービス 最大レバレッジ 125倍 取引銘柄数 約529銘柄 取引手数料 メイカー:~0.08%テイカー:~0.1% 入出金手数料 無料 日本語対応 無し スマホアプリ 〇
OKXはスポット取引デリバティブ取引両方で2位を獲得したこともある、世界トップクラスの海外仮想通貨取引所 です。かつては中国に本社を置いていましたが、中国での規制を受け、現在はセイシェルに本拠地を置いています。OKExという名称で知られていましたが、大きなブランド改革を行ったタイミングでOKXと社名変更し、大幅なサービス変更とシステム強化が行われました。
過去にはハッキング被害が報告されたこともありましたが、OKXではセキュリティ対策を複数重ねることにより安全性を高め 、今では外部機関から一定の評価を得ることに成功しています。
OKXの特徴をメリットデメリットでまとめると次のようになります。
取り扱い通貨の種類が豊富で取引の幅が広い
流動性が高くスプレッドが狭いので取引が成立しやすい
レバレッジ125倍で取引の種類が多いデリバティブ取引を準備
各種手数料が比較的安い
24時間年中無休でオンラインサポートが受けられる
ステーキングやIEOなどトレーディング以外の商品が充実している
ガバナンストークンOKBの使い勝手が良い
スマホアプリの評判が良い
日本語や日本円入出金に対応していない
他の取引所と同様に取引所閉鎖のリスクはゼロではない
日本語非対応な点は英語が苦手な方にはネックですが、それ以上の魅力を秘めたサービスの充実さを持っている取引所です。2022年12月、あのイーロン・マスク氏(ツイッター社CEO)が突如OKXの公式ツイッターアカウントをフォロー したことで話題となりました。
これもう見た? イーロンマスク、ツイッターでOKXをフォロー OKB6%近く上昇
OKXのさらに詳しい情報はこちらの記事で解説しています。
これもう見た? OKX(旧OKEX)の安全性と評判は?10のメリットと3つのデメリットで仮想通貨取引所を解説
これもう見た? OKX(旧OKEx)の使い方完全ガイド!35枚の図解でわかりやすく解説
\【当サイト限定】日本一オトク!取引手数料25%キャッシュバック/
公式サイト:https://www.okx.com/join
これもう見た? OKXのボーナスキャンペーンまとめ
Bybit(バイビット)
会社名 Bybit レバレッジ倍率 1~100倍 ※アルトコインは最大50倍 取扱通貨 BTC,ETH,XRP,EOS,USDTなど100種類以上 取引手数料(レバレッジ取引) 指値注文(メイカー)-0.025%/成行注文(テイカー)0.075% 取引手数料(現物取引) 一律0.1% 入出金手数料 無料 ※出金のみマイニング手数料がかかる 両建て ◯ 追証 なし(借金リスクなし) ロスカット ロング=(平均参入価格×レバレッジ)÷レバレッジ+1 ショート=(平均参入価格×レバレッジ)÷レバレッジ-1 セキュリティ ◎ モバイルアプリ あり
Bybitは外国為替取引所を運営していたBen Zhouによって2018年に設立された世界最大級の仮想通貨取引所 です。デリバティブ取引に特化した取引所として非常に有名 で、レバレッジ規制が厳しくなる中、レバレッジ100倍で仮想通貨FXを行える特徴があります。2021年からは現物取引や資産運用サービスも開始 し、一気に取引所ラインキング上位の常連となった経緯のある取引所です。
さらにBybitは資金調達率(ファンディングレート)が他取引所と比較し高く、これを活用することでトレードの幅が格段に広げることも可能です。日本語のサポートデスクも充実しており、日本人スタッフが問い合わせに対応してくれます。そんなBybitのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
レバレッジ最大100倍でダイナミックにトレードできる
仮想通貨5種類(BTC,ETH,XRP,EOS,USDT)を証拠金としてトレードできる
100種類以上の仮想通貨がトレードできる
ローンチプールやローンチパッド、ステーキングで資産を増やせる
豪華なボーナスキャンペーンを実施している
定期的に賞金・豪華賞品が貰えるトレードコンペを開催している
板取引でスプレッドが他取引所と比較し極めて狭い
トレードサーバーが優秀でサクサク約定でき取引遅延が起こりにくい
追証無しで借金のリスクなし
トレードする度に手数料を受け取ることができる(手数料割引サービスもある)
資金調達率(ファンディングレート)を活用し月利10%以上狙うことができる
損失を最小限にしてくれる相互保険システムがある
日本円で銀行振込によるUSDTの購入が可能
TradingViewのチャートを採用しており、様々なテクニカル分析が無料で行える
独自アプリで簡単にトレードできる
本人確認なしで口座開設が3分でできすぐにトレード開始できる
二段階認証あり(セキュリティ充実)
完全日本語対応でサポートも日本語
日本円でトレードできない(証拠金はBTC,ETH,XRP,EOS,USDT)
価格が日本円表示ではなくUSD表示なので少々分かりづらい
Bybitは流通量の高さから現物取引や仮想通貨FXがやりやすいことはもちろん、Shark Fin(シャークフィン)やグリッドボットなど独自の資産運用方法も充実しており、ワンストップで仮想通貨取引が可能な環境を提供しています 。
また、Bybitへの上場銘柄は上場後の価格が上がりやすい傾向にあるなど、確実性・信頼性に重きをおいている取引所 のため、Binanceと並び仮想通貨取引をするのなら口座を持っていて損はしない取引所の1社と言えます。Bybitのさらに詳しい情報は以下の記事を参照してください。
これもう見た? Bybit(バイビット)の評判と安全性は?14の長所と2つの短所!
これもう見た? Bybit(バイビット)の使い方完全ガイド|初心者向けに図解で徹底解説!
\ 【当サイト限定】最大3万ドルのボーナスがもらえる! /
公式サイト:https://www.bybit.com/ja-JP
これもう見た? Bybitのボーナスキャンペーンまとめ
MEXC(MXC)
取引所名 MEXC 登録者数 600万人以上 取引銘柄数 現物での取扱は700種以上 取引拠点 シンガポール 取引手数料 一律0.2% 対応している言語 日本語・英語・韓国語・その他 全9ヶ国語に対応
MEXCは2018年にサービスを開始した比較的新しい仮想通貨取引所です。拠点はシンガポールにあり、当初はMXCという名称でしたがMEXC Globalに名称を変えて運営しています。
MEXCは、カナダ・オーストラリア・エストニア・米国で金融ライセンスを取得しています。国際的に見ても信頼度の高い取引所といえます。また2021年10月にドバイで開催された「Crypto Expo Dubai」では、アジアで最も優れた取引所として「Best Crypto Exchange Asia 」を受賞しています。
取扱通貨の多さや、多様な言語への対応などで、ユーザー数は600万人を超えており世界でもトップクラスの仮想通貨取引所です。そんなMEXCのメリット・デメリットは以下です。
信頼性・安全性を確保している
最大レバレッジ125倍で取引可能
有望プロジェクトの上場が早い
取扱銘柄が非常に多い
独自トークンのMXを発行している
スマホアプリでも取引可能
MEXCは、他の仮想通貨取引所と比較して、将来有望な銘柄を早く上場させる ことでも知られています。たとえば有名ミームコイン「SHIB(柴犬コイン)」の場合、世界最大の取引所バイナンスに上場したのは2021年5月でしたが、MEXCでは1ヶ月早い2021年4月に上場しており、当時価格はバイナンス上場時と比べて約110分の1でした。またMEXCでは、上場に関しては厳しい審査を行うことでも知られている ので、詐欺コインなどをつかむ可能性が低いのも魅力です。
さらにMEXCでは、独自のMXトークンを発行しており、このトークン保有することで「取引手数料が20%割引 」などさまざまなサービスを受けられます。時価総額としてはそれほど高い通貨ではありませんが、MEXCで取引を行う場合は持っていると非常にお得な通貨です。
デメリットとしては、MEXCに限らず海外取引所全体にいえることですが、日本円での直接入金や購入ができません 。そのため国内の仮想通貨取引所でイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などの仮想通貨を買って、MEXCに送金する必要があります。MEXCではクレジットカードで仮想通貨を直接購入もできますが、手数料は割高となるため注意が必要です。
またMEXCでは一律0.2%の取引手数料がかかり、これは他の海外取引所と比べてやや割高です 。ただしMEXCのMXトークンを持っていると取引手数料が20%割引となるので、この特典を使わない手はありません。
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公式サイト:https://m.mexc.com
仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)まとめ
この記事では、仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)の特徴と将来性、購入できる取引所を詳しく解説しました。
今後Web3.0の訪れとともに問題が表面化してくるであろう保存領域の不足、この問題を正面から正攻法で解決できる可能性のあるFilecoinプロジェクトは、投資家だけでなく一般のユーザーも大いに期待しています。
あとはストレージサービス=Filecoin(仮想通貨FIL)となるまで安定したサービスを続けるだけ。
そのために空き容量を貸し出すストレージマイナーをしっかり確保し、わくわくするようなプロジェクトを立ち上げていってほしいものです。
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