バイナンスとの合弁企業、タイで仮想通貨取引所ライセンスを取得

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2023年末までに仮想通貨取引所を開設へ

世界最大手暗号資産(仮想通貨)取引所「Binance(バイナンス)」は26日、Binanceとタイの「Gulf Innova」との合弁企業「Gulf Binance」が、デジタル資産運営ライセンスを取得し、2023年第4四半期までに事業を開始すると発表した。

「Gulf Innova」は、タイのコングロマリット「Gulf Energy」のイノベーション部門だ。「Gulf Energy」は、エネルギー生産、通信、デジタルビジネスを網羅する大規模なエコシステムを有しており、独立系電力会社としては大手だ。

人口約7,000万人のタイは、仮想通貨を決済手段として使うのは禁止しているものの、仮想通貨関連ソフトウェア企業recapのレポートによると、東南アジアの主要な仮想通貨ハブとして浮上している。世界規模でみると20番目だ。

また、ブロックチェーン分析企業Chainalysisによると、2022年のGlobal Crypto Adoption Indexにおいて、ロシア、中国、ナイジェリア、トルコ、アルゼンチン、イギリスなどを抑えて8位にランクインしている。

Binanceのアジア、ヨーロッパ、MENAの責任者であるRichard Tengは、次のように述べている。

「ブロックチェーン技術の導入に強いコミットメントを示し、暗号空間が盛んなタイで、Gulf Binanceのデジタル資産運用ライセンスを付与されたことに感謝し、光栄に思っています。
「Binance の専門知識と Gulf の確立された現地プレゼンスとネットワークを活用することで、Gulf Binance はブロックチェーン技術の可能性を最大限に発揮し、タイのユーザーのニーズに応えることを目的としています。現地のユーザーは、現地の規制の遵守と同時にユーザーのセキュリティを優先する、信頼できる規制されたサービスへのアクセスを期待することができます。」
「タイは、セキュリティとコンプライアンスを推進し、デジタルイノベーションを促進するというコミットメントを掲げており、同国におけるブロックチェーンの可能性に対する認識が高まっていることを裏付けている」

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