- 下落の動きを見せるも反発し、相場は停滞気味
- 57,834ドルのサポートを維持できるかどうかが鍵
- 価格上昇のきっかけはHMAの上抜け
ビットコイン(BTC)価格分析
2024年9月3日9時42分現在、ビットコイン(BTC)の価格は59,097.81ドル付近を推移している。昨日57,834ドル付近のサポートラインを下抜けする動きを見せたが反発し、現在はサポートラインと移動平均線に挟まれたレンジ状態となっている。この記事では、現在のチャートの分析を詳しく解説し、今後の展望を考察する。
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
日足チャート分析(BTC/USDT)
日足チャートは昨日早朝から57,834ドル付近のサポートラインを下抜けする動きを見せたが全戻しとなり、現在は短期HMA(ピンク)と中期HMA(水色)の間に価格があり停滞気味だ。
相場全体は短期HMA(ピンク)は下向きで、中期HMA(水色)も下向きに転じており、MACDもデッドクロスを形成していることから弱気相場と判断してよいだろう。
今後は57,834ドル付近のサポートを維持できるかどうかが鍵となる。このレベルを明確に下抜けると、次のサポートである55,891ドル付近、さらには50,427ドル付近まで下落する可能性がある。一方価格が上昇した場合は長期HMA(緑)付近での値動きに注目だ。MACDのゴールデンクロス、ゼロラインの上抜けなども今後の方向性を決める要因になるだろう。
4時間足チャート分析(BTC/USDT)
4時間足チャートでは、価格が長期HMA(緑)に抑えられている状態が確認できる。中期HMA(水色)と長期HMA(緑)がほぼ水平であることから、短期的には方向感が定まらない状況が続いている。
また、ボリンジャーバンドも収束し始めており、ボラティリティが低下している可能性がある。MACDも相場の勢いが減衰していることを示す形状だ。
そのため、現在の価格帯でのレンジ相場が継続する可能性が高い。今後、大きな値動きがあるとすれば次のポイントを価格が突破した後だろう。
- レンジ上限の60,000ドル付近の長期HMAを上抜け
- レンジ下限の55.891ドル付近のサポートを下抜け
上記に合わせて、ボリンジャーバンドのスクィーズからのエクスパンションも注意して観察したい。
総括(今後の見通し)
- 短期(デイトレ):短期的なレンジ相場
- 中期(スイング):サポートラインもしくは移動平均線突破を待つ
現在のビットコインは日足と4時間足の両方で、重要なサポートレベル付近での攻防が続いている状況である。短期的にはレンジ相場が継続する可能性が高い。
今後は57.834ドル付近から55.891ドル付近のサポートを維持できれば再び上昇の兆しが見られる可能性が高い。しかし、突破した場合、さらなる下落が予想される。
逆に価格が日足中期HMA、4時間足長期HMAを上抜けし上昇し始めた場合は日足長期HMA付近での値動きに注目したい。
関連:【チャート分析】ビットコイン(BTC):下落の可能性大?下位足でのレジサポ転換に注目【2024年9月2日】
関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
コメントはこちら(コメントいただいた方の中から毎週3名様に1000円分のUSDTプレゼント)