- レンジ相場が続く可能性が高い
- 日足のサポートもしくは中期HMAブレイクアウトがポイント
- 4時間足のボリンジャーバンドの動きにも注目
ビットコイン(BTC)価格分析
2024年9月5日10時13分現在、ビットコイン(BTC)の価格は58,021.98ドル付近を推移している。昨日56,082.30ドル付近のサポートラインに挑戦する動きを見せたが反発し、現在は日足、4時間足共にレンジ相場が続く可能性が高まった。この記事では、現在のチャートの分析を詳しく解説し、今後の展望を考察する。
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
日足チャート分析(BTC/USDT)
日足チャートでは、昨日(9月4日)に56,082.30ドルのサポートライン付近で強く反発し、58,000ドル付近まで上昇している。このサポートラインは過去にも機能しており、重要なサポートとして機能している。現在の相場状態は、中期HMA(水色)と短期HMA(ピンク)の間に価格があるため、短期的にはレンジ相場と考えられる。
今後は次の2点を価格がブレイク後がポイントだ。
- 56,082.30付近のサポートラインを価格が下抜け
→50,427.20付近のサポートまで価格が下落 - 中期HMA(水色)を価格が上抜け
→長期HMA(緑)まで価格が上昇
どちらにも価格が動きやすい状況と言えるため、ポジションを持つ際は下位足での値動きにも注意を払う必要がある。
4時間足チャート分析(BTC/USDT)
4時間足チャートでは、価格が56,082.30ドルのサポート付近で反発後、長期HMA(緑)と中期HMA(水色)の間で価格が推移している。
短期HMA(ピンク)も長期HMA(緑)と中期HMA(水色)の間で上下を繰り返しており、ボリンジャーバンドも収縮し始めていることから、4時間足ベースではボラティリティが減少しレンジ相場に移行していると考えて良い相場状況だ。
今後はボリンジャーバンド上限・下限の間でレンジ相場が続く可能性が高いため、短期的には以下のポイントでの反発に注目したい。
- 56,082.30ドル付近のサポートライン
- 中期HMA(水色)
- ボリンジャーバンドのアッパーバンド・ロワーバンド
ただし、ボリンジャーバンドが前回と同様の幅のスクィーズになると考えられるため、エクスパンションが起きやすい状態だ。そのため、日足チャート分析で解説したブレイクポイントを価格が突破した場合はトレンド目線に切り替えるようにしてほしい。
総括(今後の見通し)
- 短期(デイトレ):
- ロング
→56,082.30ドル付近のサポートラインでの反発
→ボリンジャーバンドロワーバンドでの反発 - ショート
→4時間足中期HMA(水色)での反発
→ボリンジャーバンドアッパーバンドでの反発
- ロング
- 中期(スイング):日足での価格ブレイク「待ち」、下位足の値動きを注視
現在のビットコインは短期、中期共に「待ち」だ。日足で「56,082.30付近のサポートラインを価格が下抜け」もしくは「日足中期HMA(水色)を価格が下抜け」までは価格がどちらに動くのか確定はできないと考えたほうが無難だ。
また、日足レベルでブレイクが確認できたとしても4時間足のボリンジャーバンド付近で一旦反発される可能性も考慮すべきだろう。そのため、ポジションを持つ際は以下の点を考慮してほしい。
- 日足で価格がブレイク
- 4時間足のボリンジャーバンドのエクスパンション
- 4時間足もしくは下位足でトレンド成立
なお、短期の逆張りの場合でも日足レベルで方向が定まっていない状態のため、ブレイクした場合のリスクを考慮し「損切り」は確実に設定しておくべきだ。
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