- サポートを突破し価格が大きく上昇、さらに上昇が期待できる
- 61,500ドルから62,000付近の上限抵抗帯での値動きに注目
- 押し目を作り再上昇の場合は上限抵抗帯突破の可能性あり
ビットコイン(BTC)価格分析
ビットコイン(BTC)は昨日58,474.14ドル付近のサポートを価格が上抜け、大きく上昇し60,000ドルを突破。現在は60,426.00ドル付近を推移している。今後は61,500ドルから62,000ドル付近の上限抵抗帯での値動き次第で62,000ドル突破も期待できる相場状態だ。
今回の分析では短・中期的な目線で価格動向を探り、直近のエントリーポイントを予測する。
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫
4時間足チャート分析(BTC/USDT)
4時間足チャートでは昨日21時以降から本日9時までの間に大きく価格が上昇した。ボリンジャーバンドのエクスパンションも確認できることから、さらに上昇する余地があると判断できる。
今後は61,500ドルから62,000ドル付近の上限抵抗帯での値動きに注目だ。この日足トレンドラインと日足長期HMAで構成されている上限抵抗帯は相場転換の起点となっている可能性が高く強い抵抗帯と思われる。そのため、今回も一旦反発される可能性が高い。
しかし反発後、上昇の勢いが消えず中期HMA(水色)を起点に再度上昇した場合、上限抵抗帯を突破し、さらなる上昇が期待でき70,000ドルも視野に入る。逆に、中期HMAを価格が下抜けした場合は長期HMA付近までの下落が予想される。
1時間足チャート分析(BTC/USDT)
1時間足チャートでも本日0:00頃から大きな上昇を確認できる。現在は短期HMAの内側に価格があることから調整の段階に入った可能性のある相場だ。
15分足チャートを見ると昨日の予想通り0:15分頃に価格が58,474.14ドル付近のサポートを突破後、価格が大きく上昇し、現在は上昇第3波が終わったと判断できる。
上記の相場状態から短期では一旦1時間足中期HMA付近まで価格が戻り、押し目を形成後、61,500ドルから62,000ドル付近の上限抵抗帯付近までの再度上昇するシナリオを想定できる。
本日のエントリーポイント、利確・損切り位置
ロング
- エントリーポイント:
1時間足中期HMA付近で押し目を形成後、1時間足短期HMAを上抜け - 利確目安:
日足レベルのトレンドライン(61,500ドル付近) - 損切り:
60,326.25ドル付近もしくは直近安値
ショート
- エントリーポイント:
- 短期ではなし
- 中期:1時間足長期HMAを下抜け後
- 利確目安:
4時間足長期HMA付近(57,000ドル付近) - 損切り:
1時間足長期HMAを下抜けした際の直近高値
総括(今後の見通し)
昨日ビットコインの価格が大きく上昇した要因は、9月18日予定のFRBの金利引き下げ予測に期待した「思惑買い」の影響が大きいようだ。この勢いが続けば61,500ドルから62,000付近の上限抵抗帯を突破しさらなる上昇の可能性を期待できる。
しかし、61,500ドルから62,000ドル付近の上限抵抗帯は相場転換の起点となる強い抵抗帯のため、今回も反発し57,000ドル付近まで価格が下落する可能性は否定できない。
そのため、上限抵抗帯付近では4時間足、1時間足で方向性が確定後、下位足でトレンドを確認してからエントリーするなど慎重な判断が求められる。
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