- 下落は止まらず4時間足長期HMAを割り込む
- 中期的には「売り圧」が強いが、再上昇する可能性も高い
- 日足長期HMA付近での値動きに注視
ビットコイン(BTC)は9月30日に短期的な下落に転じ、現在は63,435.37ドル付近を推移している。現在価格は長期目線の分岐点である日足長期HMAに迫っており、今後日足長期HMA付近での値動き次第で戦略が変わる重要な局面となっている。
今回の分析では短・中期的な目線で価格動向を探り、直近のエントリーポイントを予測する。
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫
ビットコイン(BTC)価格分析
日足・4時間足チャート
1時間足チャート
ビットコインは9月28日から66,000ドル付近で上昇を止められ、短期的に横ばい相場となっていたが9月30日に下落、現在も下落を続け、4時間足長期HMAを下抜けし、長期目線の分岐点である日足長期HMAに迫っている。
4時間足、1時間足MACDがマイナス圏にあることから、中期的に「売り圧」が強い状態と判断できる。しかし、長期的にはまだ「強気相場」であり、長期目線の分岐点である長期HMA付近(62,000ドル付近)は4時間足ボリンジャーバンド、4時間足長期HMA、日足中期HMが集中しているため、反発し再度上昇する可能性も十分ある。
そのため、短・中期では以下の条件が揃わなければ目線を決めることは難しいと推測する。
- 買い目線:
- 1時間足長期HMA(4時間足中期HMA)を価格が上抜け
- 売り目線:
- 日足長期・中期HMAを価格が下抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンション
上記条件が揃い、トレンドが確認できれば上昇の場合、日足レベルで確認できる上昇フラッグ上限ライン付近(67,000ドル付近)までの上昇。下降は4時間足で確認できるサポートライン付近(57,600ドル付近)までの下落が見込めるだろう。
本日のエントリーポイント、利確・損切り位置
ロング
- エントリーポイント:(エントリー条件)
- 1時間足長期HMA(4時間足中期HMA)を価格が上抜け
- 1時間足もしくは15分足で上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:
上昇フラッグ上限ライン付近(67,000ドル付近) - 損切り:
エントリー時点の直近安値
ショート
- エントリーポイント:(エントリー条件)
- 日足長期・中期HMAを価格が下抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンション
- 1時間足もしくは15分足で下降のダウ理論が成立
- 利確目安:
57,600ドル付近 - 損切り:
エントリー時点の直近高値
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