世界最大の資産運用会社、動き出す
世界最大の資産運用会社「Black Rock(ブラックロック)」を皮切りに、投資会社の「Bitwise」「Invesco」「WisdomTree」も立て続けにビットコインETFを申請したためか、ビットコイン(BTC)価格が3万ドルまで上昇した。
CoinMarketCapによると、ブラックロックがビットコインETFを申請したことが明らかになってから、4,000ドル近く上昇した。
この価格の勢いは、6月15日に、約1400兆円を運用する世界最大の資産運用会社「ブラックロック」が、同社初のビットコインETFを申請したことに始まる。本日(21日)早朝には、「Invesco」と「WisdomTree」がビットコインETFを申請したことが明らかになった。
Invescoは、約185兆円を運用するアメリカの資産運用会社だ。2021年に初めてビットコインETFを申請したが、同業のProSharesのビットコイン先物ETFが承認され、先に取引を開始したため、その後取り下げていた。今回は、ギャラクシー・デジタルと共同で再申請した形だ。
WisdomTreeは、約13兆円を運用するアメリカの資産会社だ。同社は、数年前から複数回にわたって現物ビットコインETFの申請を行なっていましたが、これまでに提出された申請は全て却下されていた。
BloombergのシニアETFアナリストのEric Balchunas氏によると、ブラックロックの SEC による ETF 承認の記録はなんと「575勝1敗」。ブラックロックのETF申請の承認率はなんと「99.8%」だ。
ブラックロックがビットコインETFを申請したことは、伝統的な金融分野の著名なプレーヤーがビットコインの可能性を認めたことで、業界に転機が訪れたことを示している。今回の申請が通れば、投資家は合法的にビットコイン市場にアクセスできるため、個人・機関投資家の波が押し寄せるかもしれない。
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