ビットコイン2,000ドル幅の値動き|ETF承認の誤報が要因か

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久しぶりの大ボラティリティに、界隈は興奮

ビットコインは16日、一時27,900ドルから30,000ドルに急騰し、その後すぐに2000ドル急落した。大手暗号資産(仮想通貨)メディア「Cointelegraph(コインテレグラフ)」がX(旧Twitter)上で「米国証券取引委員会(SEC)が現物ビットコインETFを承認」という誤報を投稿したのが要因のようだ。投稿は30分近く後に削除された。

SECのウェブサイトには、現物ビットコインETFを承認したとする発表はない。またブルームバーグは、ブラックロックの申請はまだ審査中であると報じた。

仮想通貨デリバティブに特化したデータ分析プラットフォーム「coinglass」によると、約7300万ドル(約10億円)相当のショートポジションが今回の急騰で清算され,ロングポジションを含めると約1億500万ドル(約157億円)のポジションが清算された。

現物ビットコインETFをめぐっては、先週金曜日、SECがグレースケールに対する訴訟の敗訴に対して控訴しないと報じられ、これによりGBTCが最終的に現物ビットコインETFに転換される可能性が高まると考えられている。これを受けてビットコイン価格は16日月曜日のアジア時間に4%上昇し始めていた。

関連:米裁判所、SECにビットコインETF却下の見直しを命令

現物ビットコインETFは、世界最大級の資産運用会社である「ブラックロック」や「フィデリティ」、「インヴェスコ」などが申請している。現物ビットコインETFが承認されれば、投資家は合法的にビットコイン市場にアクセスできるため、個人・機関投資家の波が押し寄せるかもしれないと期待されている。

ブラックロックに至っては、BloombergのシニアETFアナリストのEric Balchunas氏によると、ブラックロックの SEC による ETF 承認の記録はなんと「575勝1敗」。率にして「99.8%」だ。次の仮想通貨の春は現物ビットコインETF承認から始まるのかもしれない。

関連:ヨーロッパ初の現物ビットコインETF上場

参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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