大規模なエアドロップ直後に、主要な海外仮想通貨取引所へ上場
Telegram(テレグラム)を活用したTON基盤のクリッカーゲーム「Hamster Kombat(ハムスターコンバット)」は26日、独自トークン「HMSTR」が暗号資産(仮想通貨)取引所にて取引開始されたことを発表した。
HMSTRとは、非営利組織であるハムスター財団(Hamster Foundation)が発行・管理している仮想通貨だ。ハムスターコンバットはVCや投資会社から支援を受けていないプロジェクトのため、HMSTRには余計な売り圧がかからない仕組みとなっている。コミュニティでの需要や話題によって価値が決まるトークンであるのが特徴だ。
ハムスターコンバットは26日、HMSTRのシーズン1エアドロップを開催。600億枚のトークンがエアドロップ参加権利を持つ約1億3100万人のユーザーに配布された。なお、ハムスターコンバットは230万の不正アカウントからエアドロップ参加権利を剥奪しており、回収したHMSTRの半数は焼却され、残りは誠実なユーザーに対して再配分されている。
HMSTRの取引はシーズン1エアドロップ直後となる、9月26日12:00(UTC)に開始された。Binance(バイナンス)やBybit(バイビット)をはじめとした海外仮想通貨取引所へ上場後、HMSTRは0.014ドル付近で価格推移を続けていたが、売り圧に抵抗できず20%ほど価格を下落させた。
仮想通貨のマーケット情報を提供する「CoinGecko」のデータによると、執筆時点での現在価格は約0.0069ドルで推移。上場から執筆時点の15時間ほどで約44%の下落している状況だ。
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情報ソース:ハムスターコンバットホワイトペーパー / CoinGecko