損失はカバーされるが、資産は盗まれたまま
大手暗号資産(仮想通貨)取引所 HTX(旧Huobi)が24日、同社のホットウォレットがハッキングを受け5000ETH(約1.1億円相当)が盗まれたことがわかった。ブロックチェーンセキュリティ企業「Cybers」が最初に報じた。
🚨レッド コード🚨昨日、当社の ML を利用したシステムは、次のような不審なトランザクションを検出しました。
@HuobiGlobalと@HTX_Globalに連絡を試みましたが、返答はありませんでした。
EOA は@HuobiGlobalのホットウォレットから 5,000 ETH (790 万ドル)を受け取りました。
🔍今朝、サポート ページで発表されたように、@HTX_Globalのホット ウォレットへの移行を発見しました。彼らのホットウォレットの 1 つが侵害され、790 万ドルの損失が発生したことを確認しました。ハッカーのアドレス: 👇 ハッカーに 5% のホワイト ハット ボーナスを提供しています 。
このニュースが報じられた後、HTXの実質的代表であり、仮想通貨ビリオネアでもあるジャスティン・サン氏はX(旧Twitter)を更新。今回の攻撃を認め、HTXは「攻撃によって生じた損失を完全にカバーし、関連する問題をすべて解決しました。プラットフォームは完全に正常に動作しています」と述べた。
また、ハッカーに対して盗まれた資金の5%(約6000万円)をホワイトハット報酬として提供し、HTXのホワイトハットアドバイザーとして雇用すると発表した。盗まれた資金が7日以内に返還されない場合、さらなる措置とハッカーの訴追のために司法機関に相談するとした。
同氏はさらに、「盗まれた金額は、HTXのユーザーが保有する30億ドル相当の資産に比べれば、比較的小さな金額であり、またHTXのわずか2週間分の収益に相当する」と述べた。
関連:米SEC、トロン創業者を詐欺および証券法違反の疑いで提訴