「JR九州NFT」プロジェクト新シリーズ「JR九州トラベルデスクNFT」で鉄道ファンを魅了
九州旅客鉄道株式会社(以下、JR九州)は9日、かねてより展開してきた「JR九州NFT」プロジェクトの新シリーズ「JR九州トラベルデスクNFT」を5日より販売開始したと発表した。
JR九州は、NFT技術を活用することで、ユーザーとの多様な接点を築きながら、新しい価値や九州の楽しみ方を提案することを目指している。これまで、駅や列車でNFTの無料配布を行い、ユーザーとの接触機会を増やしてきた。
今回の「JR九州NFT」プロジェクトの新シリーズ「JR九州トラベルデスクNFT」は、既存のファンだけでなく、より幅広い層のユーザーにも新しい鉄道の楽しみ方を提供することを目的としている。販売は9月5日に開始され、販売期間は2024年11月30日23:59(日本時間)までとなっている。
「JR九州トラベルデスクNFT」シリーズでは、過去にJR九州トラベルデスクが主催したツアーやイベントの貴重な映像が収録された動画形式のコンテンツが提供されている。これにより、実際にツアーに参加したユーザーは思い出を振り返ることができ、参加できなかったユーザーも当時の体験を追体験することができる。
「JR九州トラベルデスクNFT」シリーズ第1弾は、上記4種類が販売されている。いずれも動画形式のNFTで、価格は1,000円~4,000円(税込)。
JR九州はNFTプロジェクトにおいて、ブロックチェーン技術の一環であるAstar Networkを採用している。さらに、今年3月にはAstar zkEVMローンチキャンペーンに参加し、公共事業者としては初めてAstar Japan Labに加盟するなど、技術面でも先進的な取り組みを行っている。今後もNFTやブロックチェーンを活用した新しいサービスや価値提供を目指し、JR九州はさらなる展開を予定している。
今回の「JR九州トラベルデスクNFT」シリーズは、鉄道ファンにとって貴重な体験をデジタルの形で提供するだけでなく、観光産業とデジタル技術の融合を体現している。今後もJR九州は、NFTを通じて新しい観光の形を提案し、九州地域の魅力を広く発信していくことが期待されている。NFT技術が生み出す新しい可能性により、鉄道の楽しみ方がさらに進化していく未来が見えてきている。
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