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プーチン大統領、ロシアの仮想通貨マイニングを合法化する法律を承認
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、ロシア国内での暗号資産(仮想通貨)マイニングを合法化する法律に署名した。8日、ロシア国営通信社「タス通信」が報じた。
この法律では、マイニングの権利を有するのは、登録されたロシアの法人および個人事業主のみとされている。ただし、個人についてはロシア政府が設定したエネルギー消費値を下回る場合は、未登録者でもマイニングを行うことができる。
また、この法律には、マイニング、マイニングプール、アドレス識別子など新しい概念が導入されている。マイニングについては、「仮想通貨の発行」のためではなく、「売上高の構成要素」として認められる。
加えて、ロシア国外で流通する仮想通貨は、ロシアのブロックチェーン・プラットフォームで取引することができ、ロシア中央銀行はロシアの金融安定性に脅威があると判断した場合、仮想通貨の発行を禁止する権限を持つと定めている。
本法律は、発効日が別途定められている規定を除き、公布から10日後に発効する。
プーチン大統領は2024年7月に行われた経済会議で、仮想通貨は有望な経済分野であり、ロシアは「今こそ」迅速に法的枠組みと規制を整備し、インフラを開発し、仮想通貨の流通条件を整えることが重要である、と述べていた。
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