SEC委員長、「これ以上のデジタル通貨は必要ない」

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米国証券取引委員会(SEC)のGary Gensler委員長は6日、CNBCの生放送で「これ以上のデジタル通貨は必要ない」と発言した。

SECは、連邦証券法違反などの容疑で暗号資産(仮想通貨)取引所「Binance」と「Coinbase」の2社をここ2日で立て続けに提訴しており、この発言はこれらに続くものだ。

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Gensler氏は、CNBCの生放送で、次のように述べた。(一部抜粋)

「これ以上のデジタル通貨は必要ない。私たちはすでにデジタル通貨を持っている。それは米ドルと呼ばれています。それはユーロと呼ばれています。円というのもある。それらは今、すべてデジタルだ」

「BinanceやCoinbaseなどの取引プラットフォームは、取引所と呼ばれているが、多くの機能を併せ持つものである。伝統的な金融では、ニューヨーク証券取引所がヘッジファンドを運営し、市場を形成し、バイナンスで主張したように、姉妹組織が『ウォッシュトレード』と呼ばれる取引でプラットフォームに殺到することはありません」

「私たちは、(CoinbaseとBinanceを含む)たくさんの仮想通貨業界の有力者と話し合いました。そして、私たちが見つけたのは、この分野は、米国の証券法に準拠していないことで、ビジネスモデル全体が成り立っているということです。私たちは彼らにコンプライアンスを求めていますが、彼らは “できることなら私たちを捕まえて “と言っているようなものです。」

The BlockのFrank Chaparro氏によると、Coinbaseの最高法務責任者のPaul Grewalは、SECの訴訟に対し、次のように述べた。

デジタル資産業界における明確なルールがない中でSECが執行のみのアプローチに頼ることは、米国の経済競争力を弱めるものでありCoinbaseのような企業のコンプライアンスへのコミットメントを損なうものです。解決策は、訴訟ではなく、公正なルールが透明性をもって策定され、平等に適用されるような法整備です。その間、Coinbaseは通常通りビジネスを続けていきます。

参考文献

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