USDCとDeFiが牽引、グレースケール参入も追い風に新興レイヤー1が躍進
レイヤー1ブロックチェーンプラットフォームSuiネットワークは30日、メインネット立ち上げからわずか2年でTVL(総ロック価値)が10億ドル(約1,420億円)を突破したと、公式Xアカウントで発表した。
速報!Suiはメインネット立上げから2年足らずで、総ロック価値(TVL)で10億ドルを達成した!この偉業はすべて、Suiコミュニティ、プロジェクト、製品、そして開発者たちの尽力によるものだ!そして、#Suitemberはまだまだ盛り上がっている💪。
今回のTVL急増の背景には、いくつかの要因が考えられる。
- USDCステーブルコインの統合:USDCの統合により、Suiネットワーク上での流動性と安定性が高まった。 これにより、日々の取引におけるUSDCの利用が促進され、ネットワーク上のアクティビティが増加した。
- DeFiプロトコルの成長:Navi Protocol、Scallop、SuiLendなどのDeFiプロトコルの成長が、TVL増加に大きく貢献している。 特にNavi Protocolは、TVLが前週比で34%以上増加するなど、Suiネットワーク上で最も注目されるプロトコルとなっている。
- グレースケールの参入:機関投資家向けに業界最大手の資産運用会社グレースケールがSui トラストの提供を開始したことも、TVL増加を後押しした。
Suiは、オブジェクト指向のアーキテクチャと水平方向のスケーラビリティを備え、今後のDeFi発展に適したプラットフォームとして期待されている。 一方で、DeFiプラットフォームはリスクも伴うため、Navi Protocolのような成功例では、リスク管理戦略の重要性も強調されている。
今回のTVL10億ドル突破は、SuiネットワークがDeFi分野において重要なプレイヤーとしての地位を確立しつつあることを示している。今後、Suiネットワークの成長と、それが仮想通貨市場全体に与える影響に注目が集まるだろう。
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参照ソース:Suiネットワーク公式Xアカウント