デリバティブ特化レイヤー1「Vega Protocol」取引開始

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目玉機能はまだだが、開発は着実に進んでいる

レイヤー1ブロックチェーン「Vega Protocol」は23日、今月初めのアルファ版メインネットのリリースに続き、初のオンチェーン市場を開始した。

これに先立ち、ユーティリティトークンであるVEGAは一時52%近く上昇した。

VEGAは52%近く上昇
出典:Coinmarketcap

このプロジェクトのコミュニティは、取引を開始し、市場をライブ化するためのオンチェーンガバナンス投票を承認した。このコミュニティ投票では、イーサリアムとの相互運用性ブリッジを通じて、USDCおよびUSDT安定コインを入出金業務に使用することも承認された。

まずは、現金決済の先物市場のみがサポートされ、将来的にはスポット、永久先物、その他の市場が追加されていく予定だ。目玉機能である、ユーザーによるデリバティブ商品組成機能(後述)はまだだ。

Vega Protocolとは、Tendermintで構築されたデリバティブ取引特化型のレイヤー1ブロックチェーン。2019年にシードラウンドでPantera Capitalが日本のgumi cryptosなどから500万ドルを調達した。2021年にはCoinlistでトークンセールを行い、さらに4300万ドルを調達した。

類似の製品と比較して特徴的なのは、Vega Protocolでは、誰もがデリバティブ市場を作ることができる点だ。パンデミック指数先物やイーサリアムガスオプション、将来の天気を予測する天候オプションなど様々な商品を組成できる。それらを支える「流動性プロトコル」も大きな特徴だ。新しい市場に早い段階で流動性を提供すれば、市場の成長とともに自分のシェア価値も増すことができるという非常に強い動機付けをもたらす。その他、細かい点でいえば、一般的なDEXと異なり、注文出したり、削除するたびに手数料を支払う必要がない。

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