分散型取引所「Aevo」、一般ユーザーにメインネット公開

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分散型取引所「Aevo」デリバティブとオプション取引が可能に

分散型取引所(DEX)「Aevo」は14日、メインネットを先行ユーザーのみに公開する「gated mainnet」を終了し、正式にリリースしたと発表した。

Aevoは、OP Stack上で動作するEthereumのOptimistic-rollupであるAevo Chain上に構築されている。

2022年9月に発表されたAevoは、4月から一部の先行ユーザーのみに公開する「gated mainnet」の段階に入っていた。これは、バグを解決し、最終的にトレーダーにとって最高のエクスペリエンスを保証するために本番環境でテストを行うためだ。このため、ユーザーはアクセスするために「交換パス」NFTを保持する必要があった。

「gated mainnet」の段階で、7000万ドル以上の取引量と、1日の建玉の最高値が500万ドルであったことが確認されたという。

今回、メインネットが一般ユーザーに公開されたことで、ユーザーは、USDC建てでビットコインの無期限先物・オプション、イーサリアムの無期限先物・オプション、が利用できるようになる。また、Aevo OTCでは、Lido Finance(LDO)やSui network(SUI)、Aribitrum(ARB)などのアルトコインのオプション取引もできるようになった。

日次/週次/月次/四半期オプションを含め、商品数は増やしていくとのこと。

これまで、暗号資産(仮想通貨)のオプション取引はDeribitがほぼ独占し、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな仮想通貨だけしか取引できなかった。Aevoが登場したことで、トレーダーは現物や先物だけでなく、オプションも組み合わせた戦略を展開できるようになる。

Aevoのメリットはなんといっても、オプション取引ができることだ。これまで、暗号資産(仮想通貨)のオプション取引はDeribitがほぼ独占し、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな仮想通貨だけしか取引できなかった。また、我々日本人はDeribitを利用できないので、オプション取引ができる場所はほとんどなかった。

Aevoが登場したことで、トレーダーは現物や先物だけでなく、オプションも組み合わせた戦略を展開できるようになる。

関連:Aevo、オプション取引開始|Deribit独占市場を崩せるか
関連:Bybit(バイビット)USDCオプションとは?特徴や取引手順を実体験を元に図解で解説

参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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