ステーブルコイン最大手テザー、EOSとAlgorandから撤退へ

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テザー社による慎重な評価の結果、USDTのネイテイブ発行が停止される

米ドルステーブルコイン世界シェアNo.1「USDT」を発行する「テザー」は24日、レイヤー1ブロックチェーン「EOS(イオス)」及び「Algorand(アルゴランド)」でのUSDTのネイティブ発行を停止すると発表した。

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テザー社は特定のブロックチェーンでUSDTのネイティブ発行を導入する際は、「コミュニティの関心」を極めて重要視し、また選択したブロックチェーンの安全性、使いやすさ、持続可能性を確保するために、ネットワークのセキュリティ・アーキテクチャを慎重に評価するという。

そして慎重に検討した結果、テザー社は「イオス」及び「アルゴランド」でのUSDTのネイティブ発行を中止する決定を下した。

本発表と同時にこれらのブロックチェーンでの発行は停止され、今後12ヶ月間償還のみを行うとのこと。12ヶ月後にはさらなる変更が検討・発表される可能性があるという。

業界最大のステーブルコインの撤退に、イオス及びアルゴランドの価格は大きく反応するかと思いきや、記事執筆時点で目立った動きはない。

記事執筆時点のEOS価格
出典:CoinMarketCap

記事執筆時点のAlgorand価格
出典:CoinMarketCap

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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