シンガポール金融管理局、Web3含む技術革新に資金提供を発表

Monetary Authority of Singapore
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シンガポール金融管理局(MAS)、Web3含む技術革新に今後3年間で1.5億シンガポールドル(約160億円)の資金提供を発表

海外メディアのThe Block(ザ・ブロック)は8日、シンガポール金融管理局(MAS)がWeb3も対象に含まれる金融セクター技術革新スキーム(FSTI3.0)にて今後3年間で1.5億シンガポールドル(約160億円)の資金提供を発表したと報じた。

ICYMI: シンガポール金融管理局、Web3 を含む金融技術革新への資金提供を約束

シンガポール金融管理局(MAS)は公式サイトにて、「我々は、Web 3.0などの新興技術から生まれる革新的なFinTechソリューションを支援するために、業界と提携することの重要性を認識している。業界のユースケースにおける革新的な技術の使用について公募を行う」とし、「実際の試験と商業化を支援するために助成金を提供する」と付け加えた。

シンガポール金融管理局 (MAS) は、更新された金融セクター技術革新スキーム (FSTI 3. 0)に基づいて 3 年間で最大 1 億 5,000 万シンガポールドルを拠出する予定です。詳細については、こちらをご覧ください。

FSTIは金融分野でのテクノロジーとイノベーション主導の成長の加速を目的に2015年にシンガポールで導入されたスキームで、2020年8月に発表されたFSTI 2.0では3年間で2.5億シンガポールドル(約260億円)が拠出された。FSTI 1.0と2.0はコロナの流行を通じて金融機関とその顧客にサービスを提供し、金融機関のデジタル能力の強化に貢献したとされている。

FSTI 3.0では、「助成金の対象範囲のCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)事業体までの拡大」や「対象経費の最大50%の資金援助」などの内容が含まれている。

MASはこれまで個人が政府機関や金融機関間をまたがって保持されている金融情報にアクセスするための世界初の公共デジタルインフラ「シンガポール金融データ交換 (SGFinDex) 」などのプロジェクトを業界と連携し試験的に実施。FSTI 3.0においても、金融イノベーションの推進に向け、業界との協力関係の継続を期待するとしている。

また今年6月、日本の金融庁はMASが提唱する「Project Guardian」にオブザーバーとして参加することを発表した。

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参考文献

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この記事を書いた人

Webライター兼仮想通貨ブロガー。JinaCoinでは主に仮想通貨やNFTゲームに関するニュース記事を執筆。
経歴は新潟県出身。一般社員であったが、インフルエンサーのイケハヤ氏のYouTubeをきっかけに仮想通貨に興味を持ち、2020年1BTC価格125万円で0.01BTCを購入し、仮想通貨投資を始める。同時期に「ゆーたかブログ」を開設、NFTや仮想通貨について発信している。オンラインサロンでSEO勉強の傍ら2022年Webライターとしても活動を始め、個人事業主として開業。FP3級保有。現在はFP2級取得を目指し勉強中。
仮想通貨投資活動:現物保有・NFT保有・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン・イーサリアム
趣味:投資・読書・バスケ

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