バイナンス元CEOチャンポン・ジャオ、同社の役員就任を永久禁止へ

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チャンポン・ジャオ(CZ)、バイナンス役員復帰への可能性がゼロに

世界最大手暗号資産(仮想通貨)取引所「Binance(バイナンス)」の元CEOチャンポン・ジャオ氏(通称CZ)は、同社の役員や指導的役割への就任を永久に禁止されていることが明らかとなった。

CZ氏は2023年、反マネーロンダリング(資金洗浄)法違反の罪を犯し、米シアトル裁判所から禁錮4ヶ月を言い渡されていた。これにより、バイナンスが米国法規制に違反したとし、司法省との間で結ばれた和解合意の一環として、CZ氏は同社を退任する形となった。

しかし、海外仮想通貨メディア「Watcher.Guru」によると、現バイナンスCEOリチャード・テン氏は大手メディア「Axios」のインタビューで、CZ氏の永久追放は、バイナンスと司法省の間の和解合意の重要な条件であったと指摘したとのことだ。

また、テン氏はこのインタビューで「CZ氏は、バイナンスが台頭する過程で、同社の創設者兼CEOを務めていました。しかし、彼はまた、同社の最も暗い時期におけるリーダーでもありました。昨年末、同社は一連の連邦犯罪違反について有罪を認めました。和解の罰金は、「幹部に対する刑事告発を含む企業の最大の和解」でした」とも述べている。

CZ氏はバイナンスの大株主としても知られており、同社の90%近くの株を保有しているとされる。同氏の影響力は未だバイナンスにとっても絶大と言えるだろう。同氏は将来的にバイナンスで重要ポジションにつく可能性も考えられたが、今回の発表を機にその可能性は潰えてしまった。

CZ氏をめぐる一連の騒動によって、バイナンスが業界に与えたショックは計り知れない。今後は現CEOのテン氏を筆頭に、バイナンスは新たな運営体制の下で信頼回復と事業の再建を図る必要があるだろう。

情報ソースWu Blockchain公式XAxios / Watcher.Guru
画像バイナンスブログ

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この記事を書いた人

仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。

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