テレグラムのFAQ更新、違法コンテンツ対策強化|創業者逮捕の影響か

テレグラム、公式FAQにて違法コンテンツの報告方法についての内容を更新
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違法コンテンツをユーザーが報告できるように|創業者の逮捕が影響したか

電話番号を使った匿名性の高いメッセージアプリ「Telegram(テレグラム)」が公式FAQの記載内容について情報を更新。その更新がユーザーに通知されることなく、ひっそり行われてたことがSNS上で話題となっている。

今回テレグラムが情報を更新したとして話題となっているのが、テレグラム上の違法コンテンツに対するFAQ内容だ。「テレグラムに違法コンテンツがあります。どうすれば削除できますか?」という質問内容に対し、「テレグラムのすべてのチャットとグループチャットは、参加者間でプライベートです。私たちはそれらに関するリクエストを処理しません」と従来は回答していた。

しかし、執筆時点での公式FAQでは「すべてのテレグラムアプリに「報告」ボタンがあり、数回タップするだけで、モデレーターに違法コンテンツのフラグを立てることができます」といった内容に更新されている。

今回テレグラムがFAQ内容を更新した背景には、同アプリの創業者「パベル・ドゥーロフ氏」の逮捕が影響している可能性が高い。テレグラムが薬物取引や詐欺などの犯罪に利用されている疑いがあるとして、同氏は8月24日にフランスで逮捕されている。

また同氏の逮捕を受け、テレグラム内で利用される暗号資産(仮想通貨)「トンコイン(TON)」は一時17%ほど下落し、暗号資産業界にも激震が走った。

従来、テレグラムは個人やグループのチャットを暗号化し、アプリ開発者や法的機関であっても覗き見ることができない「匿名性」が売りであった。

しかし今回のFAQ更新により、テレグラムが必要に応じて個人のメッセージやコンテンツに介入できるように仕様変更し、アプリ自体の安全性・信頼性を高める方向に舵を切った。

同アプリが犯罪の温床になることを防ぐための施策と考えられるが、「これでは他のメッセージアプリと同じだ」と嘆くSNSユーザーも少なくない。

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情報ソース:db氏公式X / Telegram公式FAQ

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この記事を書いた人

仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。

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