民主党寄付者、ハリス氏勝利でゲンスラーSEC委員長の解任を求める=報道

ウォール街の民主党寄付者、ハリス氏勝利でFTC・SECのトップ交代を求める
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ウォール街の民主党寄付者、FTC・SEC両委員長のトップ交代を強く求める

ウォール街の主要な民主党寄付者が、カラマ・ハリス氏が11月に行われるアメリカ大統領選に勝利した場合、FTC(連邦取引委員会)委員長リナ・カーン氏とSEC(証券取引委員会)委員長ゲイリー・ゲンスラー氏のトップ交代を強く求めていることがブルームバークの報道により明らかになった

ブルームバーグが報じた内容によると、ハリス氏のスタッフとの電話や資金集めの場にて、民主党寄付者たちがカーン氏がテクノロジー業界や収益性の高い経済部門の成長促進を妨げていると繰り返し非難しているという。さらに一部民主党寄付者たちはカーン氏の交代を求めて、非公式ではあるがロビー活動(私的な政治活動)を行っているとのことだ。

連邦法によるとFTC委員長の解任は、職務怠慢や不正行為を行った場合にのみ認められている。また解任の際、大統領の命令により別の委員を委員長に指名することができる。仮にハリス氏が大統領選で勝利した場合、FTC委員長を新たに選任できるが、後任者の承認プロセスには1年以上かかると可能性があるという。

一方、SEC委員長ゲンスラー氏は民主党・共和党両方の支持者から好感を得ていない。ハリス氏と対立するドナルド・トランプ氏も暗号資産(仮想通貨)施策の一環として、自身が勝利した場合はゲンスラー氏を初日に解任すると述べている。同氏やSECによるデジタル資産業界への取り締まり強化が、同界隈や与野党からの反感を買っているような状況だ。

ペンシルベニア大学ロースクールのジル・フィッシュ教授は、「両規制当局とも、かなり積極的な規制に関する計画を持って就任し、それを実行するためにいくつかの大きな措置を講じてきました」と述べた上で、強力な規制を推し進める一方で、安全策を講じていないことや妥協がないといった両規制当局の姿勢について指摘している。

情報ソース:Bloomberg公式X / Bloomberg公式サイト

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この記事を書いた人

仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。

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