Arkham、プラットフォームにメタプラネットデータ追跡機能を追加

Arkham、プラットフォームにメタプラネットデータ追跡機能を追加
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11日のビットコイン追加購入もオンチェーンで確認可能

オンチェーン情報の分析プラットフォーム「Arkham(アーカム)」は10日、日本の上場企業「Metaplanet(メタプラネット)」のデータ追跡機能を追加したと公式Xで発表した。

メタプラネットはビットコインを導入する企業に対してコンサルティングを行うほか、不動産投資などを手掛ける国内企業だ。同社は投資手段の一環としてビットコイン戦略を採用しており、長期保有による株主価値の向上を目指している。

メタプラネットはこれまでにもコツコツとビットコインを買い増しており、11日には108.999BTC(10億円相当)の追加購入を実施したことが確認されている。なお、同社は7日にも10億円相当のビットコインを追加購入しており、執筆時点でのビットコイン保有枚数は748.502BTC(約69億6,500万円)に達している。

今回アーカム上で追加されたデータ追跡機能では、メタプラネットのビットコイン保有量や時価をリアルタイムで確認できる。ビットコイン保有量は数字だけでなくグラフとしても表示され、ユーザーは視覚的にデータを把握することが可能だ。これに加え、ビットコインの価格変動による損益も確認できるため、メタプラネットのビットコイン運用について詳細な分析が行えるようになった。

さらに、同社のビットコインの取引履歴や入出金状況もオンチェーンデータとして追跡可能だ。例えば、11日に追加購入された108.999BTCは、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所「bitFlyer(ビットフライヤー)」のホットウォレットから、メタプラネットのコールドウォレットへの移動がデータ上で確認できる。

メタプラネットのインフロー
出典:アーカム

この新たなデータ追跡機能は、企業が保有するビットコインへの透明性を高め、オンチェーン分析を通じて企業の資産運用をより深く理解するための有力ツールとなる。メタプラネットのようにビットコインを長期的に運用する企業にとって、自社の透明性を高めるだけでなく、顧客からの信頼性をより強化する手段にもなり得るだろう。

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情報ソース:メタプラネット / アーカム

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この記事を書いた人

仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。

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