マイクロストラテジーCEO：BTCは経済的な不老不死をもたらす
「私の見解では、ビットコインは今後21年間、年率29％で上昇する」。
マイクロストラテジー社のマイケル・セイラーCEOが、ビットコインの将来価値について驚くべき予測を発表した。仮想通貨メディアのコインテレグラフの20日付けのXポストによると、セイラー氏は「ビットコインは今後21年間、年率29%で価値が上昇する」と述べ、業界に衝撃を与えた。
セイラー：「私の見解では、ビットコインは今後21年間、年間平均成長率（ARR）29%で上昇するだろう」
マイクロストラテジー社のCEOはビットコインに対して非常に強気だ。
セイラー氏はかねてよりビットコインの熱烈な支持者として知られ、ビットコインは「完璧な通貨」であり、企業に「経済的な不老不死」をもたらすと主張してきた。彼はビットコイン出現以前の経済学を擬似科学と批判し、ビットコインこそが真の金融革新であると強調する。
セイラー氏の予測が実現すれば、ビットコインの価格は2045年までに約1,300万ドル（約19.5億円）に達する可能性がある。これは現在の価格から約200倍の上昇を意味する。
セイラー氏は予測の根拠として、以下のポイントを挙げた。
- ビットコインは、その希少性と分散化された性質から、インフレヘッジとして機能する。
- 世界的な金融不安や地政学リスクの高まりにより、安全資産としてのビットコインの需要が高まっている。
- 機関投資家や企業によるビットコインへの投資が加速しており、市場の流動性が高まっている。
- ビットコインは、企業の寿命を延ばし、経済的活力を10倍、100倍、場合によっては100万倍に高める可能性がある。
- 8億人規模のグローバル決済を瞬時かつ仲介者なしで実現。
セイラー氏は、企業は自社株買いではなくビットコインに投資することで、時価総額を大幅に増やし、インフレから資産を守ることができると提言している。具体例として、アップルが1,000億ドルをビットコインに投資すれば、将来的に時価総額が1兆～2兆ドル増加する可能性があると指摘した。
マイクロストラテジーは、この戦略を採用し、160億ドル（約2.4兆円）に相当する252,220BTCを保有、仮想通貨業界最大の「クジラ」となっている。同社は、ビットコイン担保証券を発行することで資金を調達し、「BTC利回り」を生み出すという革新的な戦略を採用しており、投資家には年間18％のビットコイン増加をもたらしている。
一方で、懐疑的な見方も存在する。マイクロストラテジーの時価総額の約38%がビットコイン資産であり、セイラー氏の予測にはバイアスがかかっているとする見方だ。
しかし、マイクロストラテジーのビットコイン戦略は、これまでのところ成功を収めている。同社の株価は過去5年間で約1,200%上昇し、ビットコインの価格変動と密接に連動している。
ビットコイン市場は、この長期予測に反応を示し、10月21日にはビットコイン価格が69,400ドルに達した。
セイラー氏は、ビットコインは今後21年以内に約19.5億円に達する可能性があり、企業はビットコインによってもたらされる「資本革命」を最大限に活用すべきであると結論づけている。
セイラー氏の予測が現実となるかどうかは不透明だが、この大胆な見通しは、ビットコインの長期的な可能性に対する投資家の関心を再び喚起している。今後のビットコイン市場の動向に、世界中の投資家が注目している。
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情報ソース：コインテレグラフのXポスト
