ロールアップ専門企業「Caldera」、億万長者率いるVCから1,500万ドル調達

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カルデラ、バラバラのレイヤー2・3を統合し、流動性やコミュニティを集約するレイヤーを開発中

ブロックチェーンのスケーラビリティを向上させる技術「ロールアップ」を専門に研究・開発する「Caldera(カルデラ)」は24日、シリーズA資金調達ラウンドで億万長者のピーター・ティール氏率いる「ファウンダーズ・ファンド」をリード投資家として、ドラゴンフライ、セコイア・キャピタルなどから1,500万ドル(約23億円)の調達に成功したと発表した。

カルデラは公式X(https://x.com/Calderaxyz)で次のように述べた。

We’re excited to announce our $15M Series A led by @foundersfund to build the Metalayer, the end game for Ethereum rollups 🌋
This round brings our total funding to $25M and will help us advance our goal of making Ethereum go web-scale.

(以下和訳)イーサリアムロールアップの最終段階であるメタレイヤーの構築に向けて、@foundersfundが主導する1500万ドルのシリーズAを発表できることを嬉しく思います🌋
このラウンドにより、当社の総資金調達額は 2,500 万ドルとなり、Ethereum を Web スケールにするという当社の目標の達成に貢献します。

カルデラは同社の主力製品の名称でもあり、これを使えば、エンジニアリング・チームなしでOptimism、Arbitrum、ZKsync、Polygonスタック上でワンクリックでロールアップをデプロイでき、 またデプロイメント、カスタマイズ、継続的なメンテナンス、セキュリティをカルデラに任せることができる。

カルデラはこれまでに「ApeChain」「Manta Network」「Plume Network」など有名なプロジェクトに利用されてきた。

しかし、これらのロールアップがイーサリアムのスケールに貢献しているにもかかわらず、それらが構築されているロールアップフレームワークはまだ断片的であり、孤立した流動性とバラバラのコミュニティを持っている。また現在、ロールアップ・エコシステム間の資金移動には高いコストと時間を要する事態に直面している。

今回調達した資金は、イーサリアムのための真に統一されたロールアップエコシステム「MetaLayer(メタレイヤー)」の開発に使われる。

メタレイヤーは、ロールアップを使った多種多様なレイヤー2・3を一つのレイヤーにまとめ、「ユーザーエクスペリエンスの簡素化」「比類のない相互運用性」「開発者エクスペリエンスの合理化」を目指す。

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参考文献

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