CME、個人投資家向けに新たなビットコイン先物BFFを導入

CMEが個人投資家向けに新たなビットコイン先物BFFを導入
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週末の価格変動に対応、少額から始められるビットコイン投資の新時代へ

世界有数のデリバティブ取引所を運営するCMEグループは、個人投資家でも気軽にビットコイン投資を始められる新たな先物商品、「ビットコイン・フライデー・フューチャーズ(BFF)」を導入すると27日発表した。 9月30日から取引を開始する予定で、現在規制当局の承認待ちとなっている。

今回の発表は、より多くの投資家がビットコイン市場に参加しやすい環境を作ることを目的としている。 CMEグループ ・グローバル仮想通貨プロダクト責任者「ジョバンニ・ヴィシオーソ」氏は、「個人投資家やアクティブトレーダーは、より少額な取引を求めている」と述べている。

仮想通貨ニュースメディア「CoinChapter」は、BFFは投資家にとって以下のような魅力を持つと分析している。

  • 少額取引が可能: BFFの1枚の契約はビットコインの1/50の価格に連動しており、約300ドルという少額の証拠金でポジションを持つことができる。 従来の先物商品と比較して、より少ない資金で取引に参加できるようになる。
  • 週末の価格変動に対応した取引: BFFは木曜日に上場し、翌週金曜日に決済する。 このため、投資家は週末のビットコイン価格変動を予測して、金曜日に売却か保持するかを決められる。
  • スポット価格との高い連動性: BFFは、ビットコインのスポット価格をリアルタイムで反映するCME CFビットコイン・リファレンス・レートに基づいており、スポット価格に近い値動きをする点が他の先物商品に比べて有利だ。

ヴィシオーソ氏は、「BFFは、より多くの個人投資家にとって、ビットコイン先物市場への参入障壁を下げ、取引の機会を広げるだろう」と述べている。 また、「BFF」という名称について、「個人投資家にとって親しみやすいネーミングだ」と語り、BFFの成功に自信をのぞかせた。

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参考CMEグループ:世界有数のデリバティブ取引所を運営する企業で正式名称はChicago Mercantile Exchange Group(シカゴ・マーカンタイル取引所グループ)

情報ソースCMEグループ / CoinChapter

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この記事を書いた人

中井 純、工学博士
AIは30年以上、web3(仮想通貨)は3年以上フォロー。web3x生成AIには早くから注目し、ビジネスチャンスを研究。東大応用物理学科卒業後、ソニー研究所にて、CD、AIなどの研究開発に従事。MITの電子工学博士取得後、外資系社長を歴任。最近はハイテク・スタートアップの資金調達支援を手がけるかたわら、自らweb3x生成AIのライターとして活躍。技術的なことも分かりやすく、ユーザー目線で解説することが得意です。著書2冊。

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