年始から200億円規模の資金流入|先週の機関投資家の動き

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機関投資家はビットコインETFが承認されると見ているようだ

資産運用会社「Coinshares(コインシェアーズ)」によると、先週、世界中の主要な暗号資産(仮想通貨)投資商品では、合計1.5億米ドル(約210億円)の資金流入を記録し、2024年は好スタートを切った。

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欧州の仮想通貨運用会社コインシェアーズの週報によると、グレースケールやビットワイズ、21シェアーズなどの資産運用会社の仮想通貨投資商品は、2024年第1週に1.5億米ドル(約200億円)の資金流入となり、昨年末より続いている資金流入が年を明けても続いている。

銘柄別に見てみると、ビットコインは1.1億米ドル(約168億円)の資金流入で最大のシェアを占め、過去9週間の流入総額は運用資産総額(AuM)の3.2%に上る。逆に、ビットコインをショートする商品は年初から100万米ドル(約1.4億円)の資金流出となった。

コインシェアーズのリサーチ部門責任者ジェームズ・バターフィル氏は、「米国でのETFのローンチが『噂で買って、ニュースを売る』イベントであると多くの人が本当に信じていたのであれば、ショートビットコインETPへの資金流入が期待できるはずであるが、そうではなく、過去9週間の資金流出は700万米ドルに達している。」と指摘した。

イーサリアムは2900万米ドル(約41億円)の資金流入を記録し、過去9週間の流入額は合計2.1億米ドル(約30億円)となり1、先月2週目以来センチメントが著しく好転している。

一方、昨年イーサリアムを猛追する勢いであったソラナは、年初の出足が芳しくなく、合計530万米ドル(約7.6億円)の資金流出となった。

地域別では、先週の資金流入の55%以上が米国からであり、米国の投資家が年始から強気な姿勢であることがわかる。

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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