LINE NFT部門、200億円調達|アジア圏で今年最大の調達額

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億万長者ピーター・ティールが設立したPEからの資金調達に成功

LINEヤフーのグループ会社でNFTプラットフォームの企画・開発を行う「LINE NEXT」は13日、プライベート・エクイティ会社「クレッシェンド・エクイティ・パートナーズ」が主導するコンソーシアムから、1億4000万米ドル(約200億円)の資金調達に成功したと発表した。

LINE NEXTは、LINEの独自ブロックチェーン「Finschia(旧 LINE Blockchain)」とNFTを基盤に世界中のユーザーに新しいデジタル環境を広め、革新的なデジタル体験を提供することを目標として設立された企業だ。暗号資産(仮想通貨)取引所「LINE BITMAX」やFinschia基盤のNFTウォレット「DOSI Wallet」、日本限定のNFT市場「LINE NFT」を提供している。

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LINE NEXTは、まず2024年1月にグローバルNFTプラットフォーム「DOSI」を正式に立ち上げる予定で、様々なデジタル商品を取引できるデジタル市場を提供する。DOSIは日本限定のNFT市場「LINE NFT」と統合され、モバイルアプリとして世界中のユーザーに提供される予定だ。

さらに、サービスやブランドが既存のデジタル製品に直接所有権を与え、取引することでWeb3の導入を容易にする新たなソリューションを開発・提供する予定だ。

また、AI技術を活用したキャラクターをベースにしたコミュニケーションが可能なソーシャルアプリの導入や、誰もが楽しめるLINEオリジナルキャラクター「BROWN & FRIENDS」を活用した新たなWeb3ゲームの提供なども予定されている。

BROWN & FRIENDS
出典:LINE

今回の投資についてクレッシェンドのCEOケヴィン・リー氏は、プレスリリースで次のように述べた。

「LINEが培ってきたWeb3に関する専門知識と、それらサービスを普及させるためのビジョンをもとに投資を決定しました。あらゆるWeb2サービスにブロックチェーンを導入し、一般ユーザーが簡単に利用できるWeb3アプリの基準を構築できることを期待しています。」

クレッシェンド・エクイティ・パートナーズは、世界最大手のオンライン決済サービス「ペイパル」や世界最大級のビッグデータ解析専門企業「パランティア・テクノロジーズ」の共同創業者で億万長者のピーター・ティール氏が設立したプライベート・エクイティ・ファンドだ。

主に半導体やパーツ材料など従来のB2Bハードウェア分野およびITセキュリティやファクトリーオートメーションなど新たな成長エンジンとなるソフトウェア分野に投資しており、2023年11月時点で、運用資産は14億ドル(約2000億円)に達している。

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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