パスソス、シンガポールで新たなステーブルコインを発行へ

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米国からまた1社、仮想通貨企業が脱出しようとしている

暗号資産(仮想通貨)ブローカーの「Paxos(パクソス)」は16日、シンガポールの規制当局からデジタル決済トークン・サービスを提供するための仮ライセンスを取得し、同国でステーブルコインを発行する計画を発表した。

発表によると、同社のシンガポール法人「Paxos Digital Singapore Pte.Ltd.」は、シンガポール金融管理局(MAS)が規制に実質的に準拠していると認めた新しい米ドル・ステーブルコインを法制化された枠組みに先駆けて発行する。

完全なライセンス取得後には、企業顧客とコラボした米ドル・ステーブルコインを、シンガポールで発行することができるようになる。

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パクソスの戦略責任者であるウォルター・へセット氏は、プレスリリースで次のように述べた。

「米ドルに対する世界的な需要はかつてないほど高まっていますが、米国外の消費者が安全、確実かつ規制の保護の下でドルを入手することは依然として困難です。」

「今回のMASからの原則的な承認により、パクソスは規制されたプラットフォームを世界中のより多くのユーザーに提供できるようになります。パクソスは最高水準のコンプライアンスと監視を堅持しているため、グローバル企業は、ビジネスを推進し、顧客のニーズに応えるステーブルコイン・ソリューションを提供するために、当社と提携しています。」

パクソスは、2012年に設立されたブロックチェーンを専門とする米国のテクノロジー企業・金融機関だ。Oak HC/FT、Declaration Partners、Founders Fund、Mithril Capital、PayPal Venturesなどの一流投資家から5億4,000万ドル(約810億円)以上の資金調達に成功している。

完全に規制に準拠した運営が特色で、PayPal USD (PYUSD)、Pax Dollar (USDP)、Pax Gold (PAXG)など、多数の規制デジタル資産を発行している。また同社のソリューションは、PayPal、Interactive Brokers、Mastercard、Mercado Libre、Nubank、Bank of America、Societe Generaleなどの機関に利用されている。

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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