2.4億ドル流出した「WazirX」、報奨金プログラムを開始

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約374億円相当の仮想通貨が流出、ハッカーは資金洗浄中

インド最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所「WazirX(ワジールエックス)」は21日、7月18日に発生したハッキングを受け、盗まれた資産を凍結・回収するために報奨金プログラムを開始した。

関連:インドの大手取引所WazirX、ハッキングにより2.4億ドル流出

当社のマルチシグウォレットの 1 つに対する最近のサイバー攻撃を受けて、盗まれた資産を回収するための報奨金プログラムを発表します。コミュニティの皆様には、以下のプログラムへの参加を呼びかけています。
報奨金 1: Track & Freeze —・・・

発表によると、WazirXは事件を受け、2種類の報奨金プログラムを立ち上げた。本プログラムは2024年10月21日まで実施される。

1つ目の「Track & Freeze Bounty」は、盗まれた資金の凍結につながる情報提供者に対して、最大1万ドル相当のUSDTが報酬として与えられる。ただし、情報は資金凍結を促進できるものに限られる。

2つ目の「White Hat Recovery Bounty」は、盗まれた資金を回収した者に対して、回収額の10%(最大2,300万ドル)が報奨金として与えられる。ただし報奨金は、WazirXが盗まれた資金を受領した後に支払われる。

オンチェーンアナリストのzachXBT氏は、盗まれた資金の一部がKYC済みの仮想通貨取引所アカウントに送金されたことを発見したが、KYC済みのアカウントは簡単に購入することができるため、あまり役に立たないだろうと述べた。

また同氏は、今回のハッキングは、その特徴から北朝鮮の国営ハッカー組織「Lazarus Group(ラザルス・グループ)」によるものと考察している。

ブロックチェーンセキュリティ企業「TRM Labs」の調査によると、ラザルス・グループは、2018年から2023年の5年間で20億ドル(約3,200億円)以上の仮想通貨を盗み出しており、仮想通貨業界で猛威を振るう存在となっている。

関連:北朝鮮ハッカー、過去5年間で20億ドル以上の仮想通貨を盗む

6/ BTC は不明なサービスから来たようで追跡が困難なため、ここで追跡は終了します。
私が言えるのは、WazirX のハッキングには、Lazarus Group による攻撃の兆候が(またもや)あるということだけです。
WazirX チームが調査結果を透明に公開してくれることを期待します。・・・

参考文献

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