Worldcoin、PolygonからOptimisimに移動

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スケーラビリティと手数料削減を目指す

ChatGPTの開発企業「OpenAI」創業者サム・アルトマン氏が立ち上げたWorldcoinは11日、エコシステムを構築するブロックチェーンを現在のPolygon(ポリゴン)からOptimism(オプティミズム)に移行すると発表した。

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Worldcoin FoundationとTools For Humanity(Worldcoinnの主要ソフトウェアベンダー)は、イーサリアムのL2「Optimism」の実験的プロジェクト「Optimism Collective」への参加を発表した。

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その第一歩として、今週初めに発表された「World App」は現在のPolygonからOptimismに移行される。また、ユーザーの眼球データをもとに作成される唯一無二の個人ID「World  ID」もOptimismに構築されるとのこと。

発表に際し、Worldcoin Foundationは次のように述べている。

ベータ版で160万人以上のサインアップを獲得し、月間50万人以上のWorld Appのアクティブユーザーがいる中、OPメインネットへの展開はアクセスを拡大し、Worldcoinが開発者とユーザーの価値観が一致したエコシステムに到達することを支援します。

原点回帰

WorldcoinとOptimismの連携は、イーサリアムのrollup技術がまだ主流になるにはほど遠い2020年までさかのぼる。イーサリアム財団のPSEチームが始めたHubble技術を使用してWorld Appのベータ版がローンチされたが、想定を超える需要によりHubbleの能力を超え、あえなくPolygonでの構築に変更された。

それから2年後、WorldcoinとOptimismは、L2手数料を10倍削減するEIP-4844への共同貢献を機に再び合流することとなった。EIP-4844は現在、イーサリアムの次のハードフォークに含まれると予想されている。Optimismエコシステムでの採用を加速させる可能性があり、World AppウォレットのOPメインネットへの移行に伴い、Ethereum L2全体でWorld Appトランザクションを大幅に増加させることも可能となる。

参考

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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