イーロン・マスク氏がトランプ前大統領のツイッターアカウント復活を発表
米ニュースメディア「NBC News(NBCニュース)」は11月20日、米Twitter(ツイッター)社CEOのイーロン・マスク氏が、ドナルド・トランプ前大統領のツイッターアカウント復活を決定したと報道した。
トランプ前大統領のツイッターアカウントは2021年1月以来、利用規約に違反し、公共の安全を脅かしたとして、ツイッター社により停止処分を受けていた。
イーロン・マスク氏は昨夜、トランプ前大統領のツイッターアカウント復活について賛成・反対を問う投票ツイートを行った。賛否両論で意見が分かれたものの、最終的に52％近くがトランプ氏の復帰を支持したことで、アカウント復活を決定した。なお、今回の投票ツイートでは1,500 万票を超えるユーザー投票が記録された。
イーロン・マスク氏の今回の決定は、10月27日にツイッター社買収を完了して以来、最も予想されていたものであり、トランプ前大統領が11月16日、2024年の大統領選への出馬を表明した直後の出来事であった。
ツイッターは、トランプ前大統領の政治的台頭と深い関係にある。2010年代、マスメディアのフィルターを通さず、ツイッターを積極的に活用することで大衆の支持を獲得してきた。
アカウント停止処分を受けた2021年1月当時、トランプ前大統領のツイッターフォロワーはで8880万人を超えていた。なお、Facebook、Instagram、YouTube など、他の主要なSNSプラットフォームへのアクセスは停止されたままである。
トランプ前大統領は今年4月、米ニュースメディア「Fox News(フォックスニュース)」に対し「イーロン・マスク氏がツイッター社の買収に成功したとしても、ツイッターには戻らず、自身が立ち上げたSNSアプリ・Truth Social(トゥルース・ソーシャル)にとどまるだろう」と見解を述べている。
今後、トランプ前大統領がツイッターでどの程度活動していくのか、注目されている。
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