米仮想通貨メディア「The Block」CEOのMichael McCaffrey氏、FTX関連会社「Alameda」による巨額資金提供を受けていたことが発覚し辞任
12月9日、米仮想通貨メディア「The Block」CEOのMichael McCaffrey(マイケル・マカフリー)氏が、仮想通貨取引所「FTX」元CEOサム・バンクマン・フリード氏より、過去1年以上にわたって巨額の資金提供を受けていたことが発覚した。米仮想通貨メディア「Axios」がこの件の詳細を報道した。
Axiosの報道によると、マカフリー氏とサム氏が関係を持ったのは2021年2月初旬であり、両者はThe Block社のバイアウトを目論み、資金調達するための融資について話し合いを始めたという。
その後、マカフリー氏は自身が管理するLLC(合同会社)を経由して、FTX関連会社のAlameda Research社から合計3件の融資を受けた。
初め、2021年4月にMJMCCAFFREY LLCという名前のLLCを通じて1,200 万ドルの融資を受け、The Block社のバイアウトに必要な資金を調達した。
次に2022年1月、Lonely Roadという名前のLLCを通じて1,500万ドルの融資を受けた。
三度目の融資は2022年春の1,600 万ドルで、これはRed SeaというLLCを通じて支払われ、マカフリー氏がバハマで個人用不動産を購入するための資金として使用された。
仮想通貨メディア運営を主たる事業とするThe Block社は2018年に設立された。マカフリー氏は2020年にThe Block社CEOに就任し、2021年4月からは取締役も兼任していた。
今回の件を受けマカフリー氏はThe Block社のCEO職および取締役を辞任し、The Block社最高収益責任者であるBobby Moran(ボビー・モラン)氏が新CEOに就任する。
The Block社新CEOのモラン氏は公式声明で以下のコメントを残している。
No one at The Block had any knowledge of this financial arrangement besides Mike
https://www.theblock.co/post/193753/the-block-ceo-resigns-after-failure-to-disclose-loans-from-bankman-frieds-alameda
マイク(マイケル・マカフリー)を除いてThe Block社の誰もが、この資金調達について知りませんでした。
From our own experience, we have seen no evidence that Mike ever sought to improperly influence the newsroom or research teams, particularly in their coverage of SBF, FTX and Alameda Research
https://www.theblock.co/post/193753/the-block-ceo-resigns-after-failure-to-disclose-loans-from-bankman-frieds-alameda
私たちの経験から、特にSBF(サム氏)、FTX、Alameda Researchの報道について、マイク(マイケル・マカフリー)がニュースルームやリサーチチームに悪影響を与えようとした証拠は見当たりません
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