仮想通貨SOL(ソラナ)が前週比38%の上昇、ソラナチェーンNFTの総取引高(週足)も12月最終週、第4四半期最高額で22年を終える
仮想通貨SOLが急上昇中だ。
年明け、有力ブロックチェーン「Solana(ソラナ)」のトークン「SOL」が急伸し、記事執筆時点で13.96ドル(1,820円相当)、前週比で38%上昇した。「The Block」をはじめとした仮想通貨メディア各社が報じた。
SOLは21年11月、ATH(過去最高額)である259.96ドルを記録したのち続落し、22年12月、8.00ドル(1,100円相当)まで落ち込んだ。現在はやや持ち直し13-14ドル台で取引されているものの、ATH比で94-95%減となっている。
SOLは一時、競合ブロックチェーン「Avalanche(アバランチ)」のトークン「AVAX」に時価総額で抜かれ、銘柄別時価総額ランキングでもトップ20位圏外となった。年明けの価格上昇により、銘柄別時価総額ランキング16位まで回復した。
また22年12月最終週、ソラナチェーンNFTの総取引高(週足)は第4四半期で最高額となる2600万ドル超え(34億円相当)を記録した。SOLの価格続落にもかかわらず好調なパフォーマンスを維持している。
以下、ブロックチェーン別NFT総取引高を表したグラフである。
ソラナチェーンはNFT市場において、イーサリアムチェーンに次ぐ「第二のブロックチェーン」の地位を依然として保っている。
しかし22年12月末、ソラナチェーンの有力NFTプロジェクト「DeGods」 と「y00ts」が揃って他チェーンへのブリッジを発表した。これにより今後、NFT市場におけるソラナチェーンのシェア減少が危惧されている。
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