アクシー、ハッキングで盗まれた716億円相当の仮想通貨の奪還に成功

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目次

2023年に盗まれた1,000億円相当の仮想通貨のうち、716億円の奪還に成功

P2E(Play-to-Earn)ブロックチェーンゲーム「Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)」の開発企業「Sky Mavis(スカイ・メイビス)」は7日、2022年にハッキングにより盗まれた暗号資産(仮想通貨)のうち4,570万ドル相当の奪還に成功したと発表した。

本日、ノルウェー政府とØkokrimから嬉しいニュースが届いた。
ノルウェー国家経済・環境犯罪捜査検察機構(Økokrim)は、浪人橋事件から盗まれた資産570万米ドルの凍結と返還に成功しました。

2022年3月、北朝鮮の国営ハッカー組織「Lazarus(ラザルス)」がアクシー・インフィニティが構築するクロスチェーン・ブリッジ「Ronin Bridge」をハッキングし、17万3600ETHと2550万USDC(本記事執筆時点の価格で約1,072億円)を盗んだ。その額の大きさから当時史上2番目に大きい被害額だった。

アクシー・インフィニティからの盗難資金を巡っては、2022年8月にチェイナリシスが法執行機関や業界のプレイヤーと連携し、3,000万ドル(約47億円)相当の奪還に成功しており、今回のニュースはそれに続くものだ。

発表によると、ノルウェー国家経済・環境犯罪捜査検察機構「Økokrim(オコクリム)」が、盗まれた資産570万米ドルの凍結しスカイ・メイビス社への返還を行ったという。

この資産回収には、法執行機関・弁護士・会計士、Chainalysis(チェイナリシス)をはじめとするブロックチェーン・フォレンジック・チームが連携し成功したという。回収された資産の15%は回収活動に携わった関係者が負担した費用や経費に充てられ、残りの85%はアクシー・インフィニティのトレジャリーに入金される。

またこれとは別に法執行機関によって4,500万ドル相当の資産の差し押さえにも成功したことを明らかにした。ただし、こちらについては回復に時間がかかり、返還されるまでの具体的なスケジュールについて発表できる十分な情報がないという。

関連:北朝鮮ハッカー、過去5年間で20億ドル以上の仮想通貨を盗む
関連:北朝鮮の経済学|クリプトハッカー集団とテポドン

参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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