3,000億円分の売り圧になるの可能性
破産した暗号資産(仮想通貨)レンディング業者「Celsius(セルシウス)」は17日、数十万人の債権者に対し20億ドル(約3,000億円)相当のBTC(ビットコイン)およびETH(イーサリアム)の返金を始めたことを明らかにした。
2週間前に破産から脱却して以来、セルシウスは世界中の数十万の債権者に対し、仮想通貨債権の分配が当社の分配パートナーであるPayPal/VenmoおよびCoinbaseを通じて利用可能になったことを通知してきました。・・・
セルシウスの弁護団である「カークランド&エリス法律事務所」が裁判所に提出した文書によると、米国内外の約17万人の債権者に対し、20,255.66 BTC および 301,338.77 ETHの合計20億ドル(約3,000億円)相当の返金を始めた。
米国内の債権者への返金は PayPal または Venmo を通じて行われ、海外の債権者には米最大手仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」が分配代理人となって手続きを行う。
15日時点で約75%(約2,250億円)が受取済みとのことで、今後大きな売り圧になる可能性がある。
再建計画に同意しなかった債権者は、その申し立てが解決されるまで仮想通貨の分配を受け取ることができないという。
昨年末、破産裁判所はセルシウスの再建計画を承認し、今年1月末に破産から脱却した。再建計画では、債権者に30億ドル(約4,500億円)相当の仮想通貨及び現金を分配し、セルシウスを債権者が所有するビットコインマイニング会社に転換する。
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