チリーズ、韓国「ネイバー」と共同で仮想通貨ウォレットをリリース

Chiliz、「Naver」との提携で「Naver Pay Wallet」を共同リリース

スポーツチームのファントークン発行を手がける「Chiliz（チリーズ）」は30日、韓国のテクノロジー企業「Naver（ネイバー）」と戦略的パートナーシップの提携を発表。共同で暗号資産（仮想通貨）ウォレット「Naver Pay Wallet」をリリースし、Never Pay Walletの最初のブロックチェーンとして「Chiliz Chain」が採用されたことを公式Xに投稿した。

「Naver」はスマホ決済サービス「Naver Pay」を提供する韓国大手のテクノロジー企業。Naver Payは国内で3300万人の利用ユーザーを集めており、今回の提携はその巨大な韓国市場にスポットを当てたものだ。既存のデジタルエコシステムとブロックチェーン技術を融合することで、Naver PayユーザーがWeb3へ気軽にアクセスできるようになった。

Naver Pay Walletはノンカストディアル方式を採用しており、ユーザーは自身でウォレットの秘密鍵を管理できる。ウォレット内で管理できるトークンは暗号資産のみならず、NFT（ノンファンジブルトークン）もサポートしているとのこと。これまでの典型的なウォレットに枠組みされない形を目指していることから、今後の機能性拡張にも大いに期待したい。

さらにNaver Pay Walletは実用性や利便性だけでなく、「ロイヤリティ」にも重点を置いている。Chilizの創設者兼CEOである「アレクサンドル・ドレフュス氏」は、分散型アプリケーション（DApp）との統合や加盟店などのロイヤリティプログラム、ファントークンの発行といった計画があると述べ、Naver Pay Walletのさらなる可能性を示唆した。

またNaver Pay Walletでは韓国人ユーザーを対象に、8月30日よりローンチ記念イベントを開催。新たにウォレットを申請したユーザーに対してChiliz Chain上で発行された記念NFTが送られるほか、抽選で50名に対して「ユヴェントスVIPマッチチケット」や「3泊6日ヨーロッパ旅行」などの豪華特典が贈られる。

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情報ソース：Chiliz公式サイト / Chiliz公式X / Naver公式サイト