CryptoNinja Partners(CNP:クリプトニンジャパートナーズ)、Magic Eden(マジックエデン)のクリエイターズアライアンスに参画し、新マーケットプレイスへ移行│ OpenSea(オープンシー)利用は終了へ
日本発のNFTプロジェクト「CNP(シーエヌピー)」は9日、Magic Eden(マジックエデン)が立ち上げる「Creator’s Alliance(クリエイターズアライアンス)」の一員として、クリエイターを保護する新しいマーケットプレイスの構築に参画することを発表した。
クリエイターズアライアンスには、Yuga Labs(ユガラボ)、RTFKT(アーティファクト)、Pudgy Penguins(パジーペンギンズ)、Azuki(アズキ)、Doodles(ドールズ)、Adidas(アディダス)など、世界を代表する39のNFTプロジェクトが参画。
Magic Edenは近日中に新マーケットプレイスのオープンを予定しており、アライアンスに参画しているプロジェクトは2024年3月以降、この新マーケットプレイスの利用を推奨していくことになる。
CNPでは、2022年5月のリリース以来、NFTマーケットプレイス「OpenSea」でNFTが売買される際の手数料収入(二次流通ロイヤリティ / クリエイターフィー)を主な原資に、さまざまな事業開発に取り組んできた。
無料で遊べるスマホゲーム「CNPバーニンウォーズ」、NFT保有者向けに提供するスマホアプリ「CNP Friends」、NFTの交換システム「バー忍」、メタバース「CNP Land(The Sandbox)」、「忍者屋敷(Rium)」の開発がその一例である。
一方、2023年にはOpenSea側の方針変更により、二次流通ロイヤリティは10%から0.5%へと急減。CNPでは、OpenSea上で改めて二次流通ロイヤリティを確保できる「Operator Filter」やNFTプロジェクトがNFTマーケットプレイスを選択できる機能などを追加するため、ホルダーを対象とするコミュニティ投票を行い、4月にスマートコントラクトを移行した。
しかし、その後OpenSeaは「Operator Filter」を廃止し、2024年2月29日をもって二次流通のロイヤリティ徴収を終了することを発表。3月から、NFTが売買される際の二次流通ロイヤリティの支払いは、出品者側の任意(実質撤廃)となることが決まった。
これらの状況を踏まえ、CNPは世界のトップNFTプロジェクトによるアライアンスを立ち上げ、クリエイターが二次流通ロイヤリティを得られ継続性のあるエコシステムを構築するというMagic Edenの呼びかけに賛同し、このアライアンスに参画することとなった。
CNPは、Magic Edenがオープンする新マーケットプレイス(イーサリアムチェーン)の利用を推奨するとともに、クリエイターズアライアンスの一員として、クリエイターが保護される新しいNFTマーケットの構築に取り組んでいくとのことだ。
具体的な移行時期、新しいマーケットプレイスの使い方などは、CNPの公式Xアカウントで告知予定である。
CNPについて
CNP(CryptoNinja Partners)は、みんなで育てるIPプロジェクト。 2022年に発行した22,222点のNFTは、これまで2万6,900回以上の取引を経て、5,300以上のホルダーに保有されている。
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