仮想通貨投資商品への資金流入が減速傾向|投資家は躊躇か

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価格上昇の勢い低下に、投資家は尻込み

資産運用会社「Coinshares(コインシェアーズ)」によると、先週(4月8~14日)は全世界の主要な暗号資産(仮想通貨)投資商品は1.2億米ドル(約184億円)の資金流出となり、投資家の躊躇が浮き彫りになっている。

欧州の仮想通貨運用会社コインシェアーズの週報によると、ブラックロックやフィデリティ、グレースケール、プロシェアース、21シェアーズなどの資産運用会社の仮想通貨投資商品(ETF含む)は、1.2億米ドル(約184億円)の資金流出となった。

出来高は先々週の170億米ドル(約2.6兆円)から210億米ドル(約3.2兆円)に増加したものの、市場全体に占めるビットコインETFおよびETPの出来高は減少している。

価格上昇の勢いが停滞しているため、投資家は投資を躊躇しているようだ。

国・地域別の資金フロー
出典:coinshares
プロバイダー別の資金フロー
出典:coinshares

地域別では、米国から1.4億米ドル(約215億円)と最も多く流出し、スイスとカナダがそれぞ​​れ570万米ドル(約8.7億円)、600万米ドル(約9億円)の流出となった。ドイツの投資家は最近の価格下落を好機と捉えており2,900万米ドル(約44億円)の資金が流入した。

銘柄別のフロー
出典:coinshares

銘柄別では、ビットコインは1.1億米ドル(約169億円)の資金流出となったが、月初からの累計5.5億米ドル(約848億円)のプラス流入は維持した。ビットコインをショートする金融商品は170万米ドル(約2.6億円)という小規模な資金流入であるが、3週間続いた資金流出の流れを断ち切った。

イーサリアムは先週2,900万米ドル(約44億円)の資金流出となり、5週連続の流出となった。また、ソラナも360万米ドル(約5億円)の流出となった。

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参考文献

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