グレースケール社CEO含む複数幹部が辞任|理由は不明

目次

業界最大のコングロマリットに何が起きているのか、現時点では不明

暗号資産(仮想通貨)業界最大級のコングロマリット「デジタル・カレンシー・グループ(DCG)」の創設者兼会長バリー・シルバート氏を含む2名の幹部が辞任することがわかった。26日、同社が米国証券取引委員会(SEC)に提出した書類により明らかになった。理由については公表されていない。

SECに提出された書類によると、この辞任は2024年1月1日に発効する。

バリー氏の後任にはDCGの最高財務責任者(CFO)であるマーク・シクフェ氏が就任する。また、DCGの業務担当上級副社長であるマット・クンメル氏と、加算委員を務めるエドワード・マクギー氏も新たに取締役会に入る。

DCGが今年10月、少なくとも2.9万人のニューヨーカーを含む23万人以上の投資家から10億ドル以上を詐取した疑いで、ニューヨーク州司法長官レティシア・ジェームズ氏から訴えられた中での辞任だ。訴状によれば、DCGのCEOバリー・シルバート氏は、11億ドル以上の損失を投資家や米仮想通貨取引所ジェミナイ、そして一般大衆から隠蔽しようとした。

関連:NYAG、ジェミナイ・DCG・ジェネシスなどを詐欺容疑で一斉提訴

一方で、DCG傘下のグレースケール社は「GBTC」という投資信託商品をビットコイン現物ETFに転換する努力を粘り強く続けており、今年8月にはGBTCをビットコイン現物ETFに転換する申請を米証券取引委員会(SEC)が却下したことについて、SECに見直すよう命じた判決を勝ち取っている。今回の辞任はこの承認の確立を高めるための取り組みかもしれない。

関連:米裁判所、SECにビットコインETF却下の見直しを命令

参考文献

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメントはこちら(コメントいただいた方の中から毎週3名様に1000円分のUSDTプレゼント)

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次