ゴールドマンサックス 自社分析ツールに仮想通貨対応

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ゴールドマンサックス、自社の機関投資家向けツールを暗号資産(仮想通貨)に対応させる

米大手金融機関「Goldman Sachs(ゴールドマンサックス)」は18日、機関投資家向けツールの「Goldman Sachs Marquee」で提供される「Visual Structuring」機能を、暗号資産(仮想通貨)・株式・貴金属に対応させることを明らかにした。

Goldman Sachs Marqueeとは、トレーダーであれは一度は目にしたことのあるであろうTradingview(トレーディングビュー)の強化版のようなものだ。チャートやインジケーターはもちろん、ゴールドマンサックスのレポートや独自の分析ツール、裁量取引やアルゴリズム取引、ポートフォリオやリスク管理など、強力なサービスである。

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画像出典:Goldman Sachs marquee

なかでもVisual Structuring機能は、ゴールドマンサックスが長年蓄積してきた様々なデータをチャート上にビジュアル化して落とし込み、将来のシナリオ分析やバックテストなど、幅広いオプション構造をサポートする特許出願中のツールだ。

画像出典:Goldman Sachs marquee Visual Strucuturing

ゴールドマンサックスと暗号資産の関係は古く、2017年にビットコインの価格について強気な予想をしたと報じられたところに始まる。2018年に独自のトレーディングデスクを開設しようとしたが、途中で打ち切られた。2021年に満を持してデリバティブの提供をはじめ、その後ノンデリバラブル・フォワード(NDF)取引も始めた。2022年にFTXショックが起きた際には、暗号資産企業の買収・出資を模索していることが報道されたが、現在までにそのような話は発表されていない。

直近では、Appleが発表したなんと年間利回り4.15%の普通預金サービスは、ゴールドマン・サックスとの協業により実現している。詳細は以下を参照してほしい。

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ゴールドマン・サックスについて

ゴールドマン・サックスは、投資銀行業務、証券業務および資産運用業務を中心に、多岐にわたるグローバルな金融サービスを世界中の企業、金融機関、政府機関等に提供している世界有数の金融機関だ。全世界の投資家から受託している運用資産残高は約289兆円(2022年3月末時点、1米ドル121.375円にて換算)にのぼる。ニューヨークを本拠地として1869年に創業。世界の主要な金融センターにオフィスを構えている。

参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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