OpenSea、ロイヤリティ大幅減を含む新方針を発表|競合Blurが影響

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OpenSea、競合NFTマーケットプレイスBlurの急成長を受け、ロイヤリティ大幅減を含む新方針を発表

最大手NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスOpenSeaは18日朝(日本時間)、クリエイター報酬(ロイヤリティ)大幅減を含む新方針について発表した。競合マーケットプレイスBlurの急成長をはじめとする、NFT市場の変化に対応するものである。

OpenSeaの新方針は以下の通り。

We’re making some big changes today:
1) OpenSea fee → 0% for a limited time
2) Moving to optional creator earnings (0.5% min) for all collections without on-chain enforcement (old & new)
3) Marketplaces with the same policies will not be blocked by the operator filter

https://twitter.com/opensea/status/1626682043655507969

私たちは本日、大きな変更を実施します。
1) OpenSeaの手数料 → 期間限定で0%に。
2) 新旧のオンチェーンツールを使わないコレクションについて、クリエイター報酬オプションを最低0.5%へ移行
3) 同じポリシーのマーケットプレイスはフィルターでブロックされない

OpenSeaが新方針を発表した背景には、競合の新興NFTマーケットプレイス「Blur」の台頭が挙げられる。Blurはクリエイター報酬(ロイヤリティ)がデフォルトでは発生しない仕組みを採用し、22年10月のローンチ後から急激に市場シェアを拡大してきた。

オンチェーン分析ツール「DUNE」によると、取引高ではBlurはすでにOpenSeaを上回っている。さらにNFT市場全体からみた取引高のうち、80%はクリエイターへのロイヤリティが完全には支払われないプラットフォームで行われている。加えて、プラットフォーム手数料の無料化も進んでいる状況だ。

そこでOpenSeaは、これまで2.5%としていたプラットフォーム手数料を期間限定で撤廃した(一部例外を除く)。さらにロイヤリティを「最低0.5%」という低額にすることを決定した。0.5%のロイヤリティは、22年11月に導入されたオンチェーンツールを使用しないすべてのコレクションに適用される。

同ツールは11月8日以降に生まれた新しいNFTコレクションに対応しており、NFTを販売した際に得られるロイヤリティの割合をクリエイター側で決められようというもの。オンチェーンツールを使用するNFTは引き続き最大10%のロイヤリティを設定することが可能だが、現行制度がいつまで続くのか不透明な状況だ。

最近ではマジックエデン(MagicEden)やルックスレア(LooksRare)といった有名NFTマーケットプレイスが、購入者側にロイヤリティの手数料支払いを選択させる仕組みをとっていたが、多くの購入者は支払いを拒否していた。ロイヤリティをゼロにすることで、より安価にNFTを購入できるためである。

このようにNFT市場全体でクリエイターに対するロイヤリティ縮小が進んでいたなか、業界最大手として地位を守ってきたOpenSeaも追従したかたちだ。NFTプロジェクト運営側が衝撃を受けたことは想像に難くない。

二次流通のロイヤリティ収入を収益の柱としてきた既存のNFTプロジェクトは、今後大きな方向転換を迫られることになる。

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参考文献

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