ウェブ3企業フェニックス、取引初日に50%急騰|アラブ

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アラブ首長国連邦における仮想通貨投資への関心の高まりを反映か

暗号資産(仮想通貨)Web3企業「Phoenix Group(フェニックス・グループ)」(本社:アラブ首長国連邦)の株価は、アブダビ証券取引所(ADX)での取引初日である5日に50%急騰し、2.2ディルハム(約88円)となった。

仮想通貨会社フェニックス、IPOで13億6000万ディルハム(3億7100万ドル)を調達後、アブダビデビューで50%も急騰

フェニックス・グループは取引開始早々に2.2ディルハム(約88円)まで上昇し、IPO価格1.5ディルハム(約66円)1.5倍を記録したが、その後反落した。Tradingviewのデータによると、現在2.03ディルハムで、時価総額は約4800億円だ。

記事執筆時点のフェニックス・グループの株価(単位:ディルハム)
出典:Tradingview

同社のIPOは、中東における仮想通貨関連企業としては初めての上場であり、同社によると約9億株の売り出しは33倍の応募超過となった。特に個人投資家から圧倒的な需要があり、180倍の申し込み超過となった。プロの投資家も強い支持を示し、22倍の応募超過となった。

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フェニックス・グループは、2017年にアラブ首長国連邦で設立されたWeb3企業だ。もともとはマイニング専門企業で、ホスティングサービスや顧客がハッシュレートを購入するクラウドマイニングなどのサービスを提供している。また2023年からは、イーサリアムベースのガバナンストークン MMX を利用したM2という仮想通貨取引所も運営している。

アラブ首長国連邦の王族が経営するアブダビ最大のコングロマリットである「インターナショナル・ホールディング・カンパニー」は、10月初旬にフェニックス・グループの株式10%を取得した。

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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