コンテンツIPの未来へ:Story Protocolが巨額資金調達

Story Protocolが巨額資金調達して「世界のIPブロックチェーン」構築
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Story、AI時代のコンテンツビジネスを変革する「世界のIPブロックチェーン」構築へ   総額1億4000万ドル(約210億円)を調達

Story Protocol(ストーリー・プロトコル)は21日、世界初のIPブロックチェーン構築のため、総額1億4000万ドル(約210億円)の資金調達を完了したとXに投稿した。この資金は、AI時代のコンテンツビジネスを変革する「世界のIPブロックチェーン」の構築に充てられる。

総額1億4千万ドルの資金調達を発表。Story(世界のIPブロックチェーン)を構築する。

調達した資金で、Story Protocolは「Story ネットワーク」を構築する。これは、コンテンツの知的財産権を管理するためのブロックチェーンベースのプラットフォームであり、その中心には「創造性証明プロトコル」が据えられる。このプロトコルにより、コンテンツの 作者を明確にし、利用権をトークン化して、創造と利用のサイクルを促進する。

TechCrunchによると、Story Protocolは、この仕組みで、従来のコンテンツビジネスにおける中間業者を無くし、クリエイターがより多くの収益を得ることを目指している。

Story ProtocolのCEOは、「誰でもLegoブロックのようにIPを分解し、再構築できるようにする」とXで述べており、これによりクリエイターは自分の作品を自由に組み合わせ、共同で収益を分配できる仕組みが提供される。AIが創造性を支える時代、Story Protocolは「IPのレゴランド」を構築し、新しい形で知的財産を活用するエコシステムを生み出していく。

Story Network、すなわち世界のIPブロックチェーンを紹介する。StoryのL1は「創造性証明プロトコル」を中心に据え、数兆ドル規模の資産クラスをトークン化し、プログラム可能なIPレゴへと変えるのである。AIが創造性を駆動する時代において、StoryはIPのレゴランドを力強く支えている。

AI技術の進化に伴い、AI生成コンテンツがますます増加する中で、Story Protocolは知的財産の管理と活用を変革するポテンシャルを秘めている。

資金は、以下の3つの分野に重点的に投資される:

  • クリエイター向けツールの開発: クリエイターが自作品をStory Protocolに登録・管理できるツールを提供する。
  • パートナーシップの拡大: メディア企業、出版社、エンターテイメント企業との協力関係を強化する。
  • コミュニティの育成: クリエイターやユーザーがStory Protocolのエコシステムに参加できるコミュニティプログラムを展開する。

Story Protocolは、ブロックチェーン技術を活用して知的財産の管理と取引を新たな次元へと押し上げ、コンテンツビジネスに革命をもたらそうとしている。

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参考Story Protocol / Techcrunch

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この記事を書いた人

中井 純、工学博士
AIは30年以上、web3(仮想通貨)は3年以上フォロー。web3x生成AIには早くから注目し、ビジネスチャンスを研究。東大応用物理学科卒業後、ソニー研究所にて、CD、AIなどの研究開発に従事。MITの電子工学博士取得後、外資系社長を歴任。最近はハイテク・スタートアップの資金調達支援を手がけるかたわら、自らweb3x生成AIのライターとして活躍。技術的なことも分かりやすく、ユーザー目線で解説することが得意です。著書2冊。

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