USDT、TONブロックチェーン上で発行へ|15番目のチェーン

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成長を続ける世界最大の米ドルステーブルコイン発行企業

米ドルステーブルコイン「USDT」の発行元企業「Tether(テザー)」は19日、USDTおよびXAUT(金のステーブルコイン)を「The Open Network(以下TONブロックチェーン)」上でローンチした。

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テザートークン(USD₮とXAU₮)がオープンネットワーク(TON)で発売開始

これによりテザー社の製品は、Tron(トロン)、Ethereum(イーサリアム)、Solana(ソラナ)など合計15のブロックチェーンに対応する。

テザー公式サイトによると、記事執筆時点ではUSDTが約1000万米ドル(約15億円)分発行されている。XAUTの発行額はゼロであった。

TONブロックチェーンは、世界有数のメッセンジャーアプリ「Telegram(テレグラム)」のブロックチェーンプロジェクトからスピンアウトして誕生したレイヤー1ブロックチェーンだ。

テレグラムから独立した今でもテレグラムと緊密な協力関係にあり、テレグラムアプリにネイティブに統合されている唯一のレイヤー1チェーンだ。

テザー社の今回の動きにより、ユーザーベースは9億人以上と推定されるテレグラムのユーザーは、世界最大の米ドルステーブルコインにアクセスできるようなった。同社はこれによりTONのアクティビティと流動性が向上し、様々なユースケースで開発者とユーザーの資本へのアクセスができるようになるとともに、ユーザーがTONウォレットでUSDTを保持・送受信できるようになるとした。

テザーのCEOパオロ・アルドイノ氏はプレスリリースで次のように述べた。

「TONブロックチェーンでのUSD₮とXAU₮の開始により、シームレスな価値移転が可能になり、アクティビティと流動性が向上し、従来の金融システムに匹敵する金融体験をユーザーに提供します。これにより、ブロックチェーン空間全体でオープンな金融インフラを強化するという私たちの使命がさらに前進します。」

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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