仮想通貨への資金流入が、2021年以来最高を記録

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背景には、ETF申請増とリップルの勝訴か

資産運用会社「Coinshares」によると、デジタル資産投資商品は先週、1億3700万ドル(約200億円)の資金流入を記録し、過去4週間の資金流入総額は、7億4200万ドル(約1000億円)で驚異的な数字となった。

欧州のデジタル資産運用会社コインシェアーズの週報によると、これは2021年最終四半期以来の大幅な資金流入となる。

CoinSharesの週報は、ビットコイン、イーサリアム、その他のコインなどの暗号資産(仮想通貨)に関連する世界中の主要な上場投資信託(ETP)や投資信託、店頭(OTC)信託における投資の流入と流出を簡潔にまとめたものだ。

2022年および2023年の各週の資金の流出入

Coinsharesのデータによると、先週の全暗号投資商品の取引高は23億ドルで、年間平均の14億ドルを上回った。

資金流入は、資産運用大手のBlackrockやFidelityなどが、ビットコインETFのスポットを申請した6月下旬の1週間に約2億ドルと急増し、そして先週には、アメリカの裁判所が「XRPは証券ではない」とする判決を出したことで、仮想通貨セクター全体に追い風となった。その結果、資金流入は4週連続となった。

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先週はビットコイン商品が、合計1億4,000万米ドルの資金流入を記録し、流入の99%を占めた一方で、ビットコインをショートする商品の運用資産は4月のピーク時の1億9800万ドルから5500万ドルに減少し、320万ドルという12週目の流出に耐えた。

イーサリアムは、最近の価格上昇には資金流入が追い付かず、先週は200万米ドルが流出し、年初来で最も流出が多い資産となっている。

アルトコインのソラナ、ポリゴン、ライトコインにはそれぞれ0.5百万米ドル、0.5百万米ドル、3百万米ドルのわずかな資金流入があった。

地域別では、流入はほぼ北米のみに集中し、米国とカナダでそれぞれ1億900万米ドルと2,800万米ドルの流入があった。一方、欧州ではスイスへの小口の流入を除き、小口の流出が見られた。

参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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