キャシーウッドのARK社、Coinbase株16億円相当を売却

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アーク・インベストメント・マネジメント、Coinbase(コインベース)株を売却

「破壊的イノベーションのみに投資する」がスローガンの著名投資家キャシー・ウッド氏が率いる米資産運用会社アーク・インベストメント・マネジメントが、約1年ぶりにコインベースの株式135,152株(約16億円相当)を売却したことが明らかになった。12日にBloombergが報じた。

ブルームバーグがまとめたデータによると、キャシー・ウッドのアーク・イノベーションETFは火曜日、昨年7月26日以来初めてコインベース株の保有を減らした 。

ETFは現在、7億1124万ドル相当のCoinbase株を保有しており、保有株全体の8.25%を占めている。

ビットコイン支持者として知られるキャシーウッド氏は、仮想通貨の冬の時代が続く中でもコインベースの株も積極的に買い増ししてきた。3月には約1億1700万ドル分、4・5月に約3300万ドル分、そしてコインベースがSECから提訴され株価が暴落した6月に4000万ドル分購入していた。

コインベースの株価は、11日に9.78%急騰し、昨年8月以来の高値となった。TradingViewのデータによると、コインベースの株価は過去1ヶ月で60%超上昇し、年初からの上昇率は140%以上だ。

背景にあるのは、「Blackrock(ブラックロック)」や「fidelity(フィデリティ)」などのウォール街の巨人たちが申請したビットコインスポットETFのなかで、市場の不正操作を監視する「監視共有協定」のパートナーとしてコインベースを明示したのが大きいだろう。

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コインベースの株価急騰は、同社が米国証券取引委員会(SEC)から証券法違反で訴訟を受けているにもかかわらず起こった。この急騰は、ブラックロックが申請したETFがほぼ確実に合格するのではないか、そして、ゴールドのときは申請時が底値だったというFOMO(取り残される恐怖)が大きく影響していると考えられる。

関連:SEC、コインベースを提訴

参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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