「クリプトニンジャNFT“消えた”」発言をきっかけに議論が巻き起こる

かねりん氏、イケハヤ氏
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クリプトニンジャNFTを所有していた「かねりん」氏が「NFTが“消えた”」と発言|NFT・web3界隈で議論が巻き起こる

Crypto researcherの「かねりん(kanerin)」氏が7日にX(旧ツイッター)に投稿した内容について、様々な意見が飛び交っている。“所有していたNFT「CryptoNinja(クリプトニンジャ)」が消えた”といった投稿内容で、同NFTプロジェクトファウンダーの「ikehaya(イケハヤ)」氏は同投稿を取り上げ、その理由と主張を述べた。

かねりん氏によると、同氏がクリプトニンジャ運営から2021年9月に購入したNFT「CryptoNinja(#008 凪紗)」がウォレットから“消えた”とのこと。この投稿に対し、イケハヤ氏は以下のようにコメントしている。

クリプトニンジャのNFTは、2023年12月にNFTマーケットプレイス「OpenSea」でコントラクト移行をしている。その際に同NFT所有ウォレットに新コントラクトのNFT(同種・同数)が付与されたのだが、かねりん氏には付与されなかったというのが実際のようだ。またイケハヤ氏は、同措置について当時かねりん氏にDMで連絡をした上で、対価を支払ったとも述べている。

補足をすると、クリプトニンジャがコントラクト移行を実施したのは、OpenSeaのプログラムでロイヤルティが引き下げられたことや、ハッキング対策機能を追加することが主な理由だ。そして、コントラクト移行の際には、NFT所有ウォレットに新コントラクトのNFTが付与され、旧NFTは運営承認のないいわば無価値のNFTとなった。(他プロジェクトでは、旧NFTは画像が変わるなどの変更が加えられた事例もある)

なお、上記の措置についてイケハヤ氏は、過去にかねりん氏がクリプトニンジャの派生NFTプロジェクト「CNP」を初期段階の安価なときに大量ミントしたにも関わらず、それを一度に大量に売りに出したことを挙げ、同行為がかねりん氏所有のNFTキャラクター人気に悪影響を与えていることを理由としている。

今回の件について、NFTやweb3を扱う人々の間で様々な議論が巻き起こっている。「web3の理想に反して中央集権的である」、「このような措置が運営側でできてしまうのはNFTの仕組みとして欠陥である」といった意見がある一方、「プロジェクトの価値を守るために一部は必要な措置である」という見方もある。

「NeoTokyoPunks」のクリエーターNIKO24氏は、NFTについて「いろいろ疑問が生まれてきた」とXに投稿した。

改めてNFTの価値や、web3プロジェクトの運営や参加者としての振る舞いを考えるきっかけになりそうだ。

参考文献

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