コインベース、国際的な拡大計画と当面の優先市場を発表

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EU・英国・カナダ・ブラジル・シンガポール・オーストラリアに注力

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所「Coinbase(コインベース)」は8日、国際的な拡大計画を発表し、同社が当面の優先市場としてEU・英国・カナダ・ブラジル・シンガポール・オーストラリアに注力するとした。

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現在、G20 加盟国と主要金融ハブの 83% が暗号通貨の規制の明確化に向けて前進しています。しかし米国は異常値だ。 一枚の絵は千の言葉を表現します。

プレスリリースで同社は、①明確なルールの制定、②より効率的で利用しやすい製品やサービスの革新、③そしてこれらの製品やサービスを通じて生み出されるユーザーの信頼、という3つを足したものが長期的な成長の方程式としているとした。

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コインベースの考える長期的な成長の方程式

加えて、昨年からは「Go Broad(すべての国でWeb3と暗号への入り口となる基礎的な製品を発売する), Go Deep(ローカライズされたインフラとサービス一式を備えたパブリック向け製品を立ち上げる)」戦略を組み込んで運用してきたという。

コインベースは、この2つを軸にした成長プランは今のところうまくいっていると述べたうえで、以下のような同社の国際的な拡大計画を発表した。

  • 明確なルールが制定されつつある「Go Deep」市場としてEU・英国・カナダ・ブラジル・シンガポール・オーストラリアを当面の優先市場とし、ライセンス取得、登録、事業の確立に注力
  • その他の国・地域のうち、前向きな規制当局とは、「Go Broad」な商品とサービスを拡大
  • グローバルなシステム上重要な銀行や地元の金融規制を含む、決済プロバイダー、新興エコシステムなどとのパートナーシップやイニシアチブを確立
  • 同社が事業を展開する全ての国において、同社のガバナンスとシステムがコンプライアンスに適合していると保証する
  • 2024年6月の欧州選挙に向け、イベントやソート・リーダーシップを通じてコミュニティとの関わりを深め、仮想通貨業界で最も信頼されるブランドとなる
  • G20や主要な金融ハブと協力し、業界のコンセンサス形成をグローバルスタンダードの作成を支援する。

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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