仮想通貨金融商品への資金流入が急増|先週の機関投資家の動き

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先週は約480億円の資金が流入し、先々週から大きく伸びた

資産運用会社「Coinshares」によると、先週、世界中の主要な暗号資産(仮想通貨)投資商品に3.26億米ドル(約480億円)の資金が流入し、1週間の資金流入額としては2022年7月以来の多さとなった。

欧州のデジタル資産運用会社コインシェアーズの週報によると、グレースケールやビットワイズ、21シェアーズなどの資産運用会社の仮想通貨投資商品は、先週3.26億米ドル(約480億円)の資金流入となり、1週間の資金流入額としては2022年7月以来の多さとなった。また10月の累計流入額は5億米ドル(約745億円)に達している。

coinsharesによると、これは米国証券取引委員会(SEC)が米国で現物ビットコインETFを承認する準備が整ったことを受けて、投資家の楽観的な見方が高まったためと考えられる。ただし、先週の流入額は過去21番目の規模に過ぎず、投資家の間で自制心が働き続けていることも注意したい。

coinsharesのリサーチ責任者ジェームズ・パターフィル氏は、「我々は現物ビットコインETFが今後数か月で承認される可能性は高く、規制の観点から業界にとって一歩踏み込んだ変化をもたらすと考えている。」と述べた。

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仮想通貨別に見てみると、ビットコインは2.96億米ドル(約440億円)と流入額の90%を占めたが、最近の価格上昇により、ビットコインをショートする商品にも1500万米ドル(約22億円)が流入している。

地域別では、米国からの資金流入は3800万米ドル(約56億円)と12%に過ぎず、これはおそらく投資家が現物ビットコインETFの承認を待っているためであろう。最大の流入はカナダ、ドイツ、スイスからのもので、それぞれ1.34億米ドル(約190億円)、8200万米ドル(約120億円)、5000万米ドル(約74億円)であった。

現在、世界中の主要な暗号資産(仮想通貨)投資商品の運用資産総額は378億米ドル(約5.6兆円)で、2022年5月以来の水準となっている。

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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